Friday 31 January 2014

ニュージーランド式、建築家の決め方?! その1


レノベーション、中々進みません。

良いビルダー、建築家がみつからないのです。建築家の連れて来たビルダーは忙しくて中々手を付けてくれないうちに、私達のアイディア変更で、プランを仕切り直しに。

結論として、建築家を早くやといすぎたということでしょうか。

コンセプトが固まらないうちに、建築家が図面をかくと高い失敗になります。

私の家は1927年に最初建てられてから大規模に1986年に増築が行われています。

この頃の建築図面が家の戸棚から出て来て、増築を当時手がけた建築家が今の建築家です。購入した時に電話をしたら直ぐきてくれました。

一旦ヨーロッパにもどってから再び戻って来た次の日に彼の方から連絡があり、それから3ヶ月間、彼のアイディアと私のアイディアの擦り合わせにいそがしく、結局頑固な彼の意見が通されそうになった時、ビルダーも見つからないまま、

フランスから私達を訪ねて来た友人が、
「これよりこういうのどう?」の一言でプラン変更になったのが12月。

仕切り直しをする事にしました。

彼がこの家の増築をしたのは、もう30年前の事。
彼も70歳で、それまでにいくつも建築の賞を何回もとられて素晴しい家を立てている人です。彼の最初の頃の家とあって、モチベーションもあります。

ただ、セミリタイアというか、ビルダーとのコネクションがないのです。
ビルダー中心で家が建築されていく中,良いビルダーとのコネがない建築家は難しいです。

ビルダーにとって良い建築家とは一緒に仕事をしながら、新しいアイディア等を教えてくれる人です。勿論レギュラーに仕事をくれる事が前提です。

水道屋や電気やさんにとって良いビルダーとは、どんどん仕事をくれる人。

仕事がない、セミリタイアだと幾ら素晴しい仕事を今までして来た人でも、今後仕事をしないかもしれないとなると、ビルダーとのコネはとれません。

人気のあるビルダーは、仕事を今後も沢山くれそうな建築家や大きなプロジェクトをもった個人客の方のケアで忙しいのです。

賞をとっていてとても素晴しい家を建てられている人ですが、彼のデザインが私のデザインと合わない事、ビルダーのコントロールが出来ない事が解ったのでここで、建築家を変えようと思います。

ただ同じ間違いはしたくないので、ゆっくり時間をとって私達の意見が固まるまでは、建築家を決めるのはやめ、必ず今までしたデザインがどういうものかをしっかり見る事にします。

いくら賞をとった建築家でも趣味があわないのは駄目。

高い失敗でしたが、この事をふまえ、ゆっくりと考えていこうと思います。

という事で、大振り出しに戻ってしまいました。

去年の冬は、氷点下のルクセンブルグ。



それからすると、大進歩ですよねえ。(笑)

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