Tuesday 28 July 2015

ちょっとお休み、木をねかせます

長い道のり。What a journey to do a renovation!!

複雑な窓の形を10回計りにきましたが、最後の最後でまたミス。
作り直しで2週間(最低)かかるそうです。ふー。プロダクションのミスだそうでセールスは謝りもしないで私と一緒にあきれている様子。会社精神がない彼にもあきれる私。

これからは床や壁をはりますが、セントラルヒーティングのパイプワークが入らない事には先に進めません。ビルダーは2日間お休みです。

月曜日、水道屋さんが風邪(インフルエンザかも?)で金曜までお休みになり、ここ二日間は静かな(はず)の毎日でうちの猫も満足。

水曜日は、プリライニングのインスペクションが入り、電気屋さんにライトをつけてもらう予定。ビルダーにはお天気がよければデッキを完成させてもらいたいです。

そんなこんなで139ミリと135ミリのマタイの床板が搬入され、キッチンになる場所にどーんと寝かされています。木の乾燥や湿気を敷き詰める部屋と一緒にして膨張や縮みを少なくさせるための行程だそうです。

先はまだまだなのか?








Thursday 23 July 2015

とうとうやっと!

メインの大きな二重ガラス窓が入りました。一日中かかりました。

朝8時 ビルダー&見習いが窓を入れるためにプライウッドの壁を取り払います。
9時 窓チームがつきました。大工さん3人&見習い2人の勢揃いチーム
9時半 窓会社の人も見学に
10時 見習い修行中の実地検定試験のために先生到着 
    それから3時間以上2人の見習いのCheck

ずうっと窓枠の調整をしたり色々。途中お茶やお昼もしっかりとります。

13時 カーター(大工工具店)のセールスレディが見学に。

15時半 ガラス屋さん3人がガラスを持ってきてはめ込みます。
     1枚100キロはあるのではないかという重いガラスをいれていきます。

16時半 終了 明日また細かい作業と最後の窓を入れる予定。
17時 ビルダー後片付け、終了。

素晴しい眺めがメインの我が家、窓はこだわって出来るだけ大きくしました。
なんだか水族館の中に暮らしているみたいになりました。
階段もガラスにする予定ですが、冷たい印象になりすぎかな?
リムの木でできた階段の手すり、残しておけば良かったか?
キッチンはモダンなのでどうなるか、ワクワクです。






デッキの防水加工

やっとデッキのきめ細かい防水加工作業が終わり、今日は窓が入る日です。
今からドキドキします。

昨日と一昨日2日間かけてデッキのプライウッドにバイキング社のエピクラッド(EPDM 1.5mm)の防水加工をしてもらいました。ニュージーランドのカウンシルで奨励されている防水加工にはブティノールとEPDMの二種類が主にあり、ブティノールはアルミニウムの屋根との金属反応があるということで今回はEPDMをつかったエピクラッドという防水シートになりました。会社から承認されている業者が敷き詰めます。

小さなドライヤーでノリを乾かしながらローラー小手でうえから貼っていくという、いかにも細かい作業を親子大工さんの二人がやってくれました。一日半、寒い中ご苦労様です。そしてとうとうです。






  

Saturday 18 July 2015

ニュージーランドの建築業界は書類だらけ

建築変更申請許可がやっとおりました。

ニュージーランドの建築規則は厳しいです。DIY に毛が生えたような業者が多くそれを管理して監督するのも市役所のお仕事。彼らの料金はとても高いのです。今回の変更費用は500ドル近くで、ただの書類作業なのにと思いましたが、お役所なので交渉する訳にもいきません。悔しいです。

今回の追加申請は、デッキの構造と下の階にあったランドリールームをシンクに変える事。デッキの建築許可は問題なくでたのですが、シンクの場所を建築家がバーエリアとした為に、リソースチームの許可が必要になりそのため239ドルの追加がでました。お金で解決というか、許可料=税金高いです。

許可がおりると早速インスペクターが構造がしっかりしているか等を見に来ます。

という事で、デッキの作業が始まりました。最初はスピゴットとガターブラケットをつけます。来週、防水加工、デッキの構造、窓、とスムーズにいけば1週間で出来る予定です。

しかし、スムーズには行きません。防水加工の後また地区のインスペクターが見に来る予定、これをまって先に進みます。本当にインスペクター料金も加算されるため最後に税金として払う家建築完成Check(Code of Compliance)の申請費用、今から怖いです。

建築にかかる時間は短いのに、書類待ちに一ヶ月、インスペクターに各工程をみてもらうのに1日、ニュージーランドのお家の建築の遅くて、高い、困ります。

マリングレードのステンレスの部品たち

 

Sunday 12 July 2015

家作りでニュージーランドに経済貢献

家を新築するより一縄ではいかないリノベーション。大掛かりです。

ニュージーランドの建築業界は、就業人数7%(171,000人)、GDP6.5% 6番目年間300億ドル規模の総利益をあげ経済の要を占めています。87%近くの会社は9人以下です。私達の大工さんチームは総勢4人ですが、我が家に従事してくれているのは大工棟梁+見習いの2人。

17歳のリアム君、私の家が初めての見習い大工さんとてもよく頑張ってくれます。先週は技術学校の先生もきて私の家で何をしたかと「実技テスト」も行われていました。2年目になると「見習いアワード」に参加資格ができるため、以前その優秀賞をとった経験者の大工さんの下で大真面目に学んでいます。教科書通りにいかないレノベーション、家を作り始めた5ヶ月前、床の下からクマンバチの巣がでてきて😢涙が目にうかんだリアム君も、今はたくましくなっています。と、こんな形でニュージーランド経済に貢献している私達です。☺️





教科書通りにいかないレノベーション
働くリアム君、腰の道具ベルトが重すぎる感じ
カウンシルのインスペクターと話す大工の棟梁さん

業者車
インシュレーション、結露ができないようにうまくいれます

Saturday 11 July 2015

セントラルヒーティング「煖房を考える」4

先日ガスのセントラルヒーティングのランニングコストを書きましたが、ボッシュやヴィリアント製のボイラーをつかった温水パネルヒーターで100平米の家を1日8時間煖房した場合、大体50−70ドル/週単位でかかるそうです。200平米の家でしたらやはり400ドル。設置費には大体パネル1つ1000ドルと計算、一万ドル位すると言う事をプラマーから聞きました。

今年リンナイに買収されたBrivis ガス煖房セントラルヒーティングはブレーマー社と同じシステムでガスのセントラルユニットからダクトで温風を流します。


http://ritepriceheatingcooling.com.au/heating-and-cooling-systems/ducted-gas-heating/

設備費は一万以内、個別に部屋をゾーニングできるといってもガス仕様だとやはりランニングコストはかかりそうです。ガスと比べ、電気もみています。

(ヒートポンプ式セントラルヒーティングのしくみ)



毎月の光熱費(=ランニングコスト)を比較すると電気のヒートポンプ(Electric Heat Pump)が1KWに対して3KW以上の熱効果を出すのに、ガスだと1:0,8と効率が悪いと言われています。その分ガス代と電気代、電気料の方が高いです。どっちもどっち? 

エアコン、ヒートポンプ式のセントラルヒーティングの使い方、もち、温風の違い、色々わかりません。難しいです。わかったのは、ヒートポンプ式の方が設置費用が高いが煖房効率がよい、など。

ヒートポンプで大切なのは、煖房に必要なKW数をしっかり把握する事。大きすぎても、電気代がかかるばかりだし、小さすぎてもモーターが回りっぱなしで無駄がでます。ガスよりも大きなダクト(400/600のリターンエアー)が必要になります。大きなリターンエアダクトの必要がなく、小さいダクトで温風をおくれるガスセントラルだと床下間の狭い下の階もセントラルヒーティングが簡単にできます。

そこで煖房したい部屋の広さと断熱材がどのくらいかで、必要なKW数がわかるサイトがあります。↓

http://www.energywise.govt.nz/tools/heater-sizing-calculator

「住宅の場合は、120~150W / m2 で冷房能力を計算することができます。例えば、10畳の居間のエアコンを選定する場合の計算をしてみます。10畳は約16.2m2ですから、150 × 16.2 = 2430[W] → 2.43[kW] が冷房負荷となります。概ね、選定目安と合致しています。」また、ヒートポンプには、ガスもあります。「ガスや石油を使用して圧縮機を運転させる場合、約2万時間程度の運転を行うと、圧縮機の運転限界となりますので、点検や修理保全が必要になります。電気式の圧縮機(コンプレッサー)の場合は、ガスヒートポンプエアコンや石油ヒートポンプエアコンよりも長期間の運転に耐えると言われています。」日本のサイトより

NZのヒートポンプやさんとお話している時、「3つの個別の部屋にヒートポンプをいれるのとセントラルヒーティングするのとどちらが効率がいいのか?」と聞くと意外なお答え。「個別でつけた方が機械が繊細に反応して、電化効率的にはいい。セントラルヒーティングだと、個別の部屋のダクトはシャットアウトされるが、機械自体はスローダウンしないで他の部屋の断熱圧縮容量が増えるだけ。それでもセントラルヒーティングの便利さとスマートさには魅力がある」とご自身もセントラルヒーティングを使っている業者のお言葉。メンテナンスも一時間56ドルで3台だと230ドル、セントラルヒーティングだけだと150ドル程度。

もし個別にするとしたら電気で小さいお部屋を温めるのだったらこんなパネルヒーターも便利です。ちょっと寝室にとか簡単につけれそうで良さそうです。タイマーもあります。ただ、これを沢山つけてつけっぱなしにすると電気代は馬鹿になりません。



まだまだ続く、次は乾球温度と絶対湿度がつくる冷暖空気や結露についてみてみます。


ゲストバスルーム制作開始

メインバスルームがバニティー以外完成し、いよいよゲストバスルーム制作にかかります。

壁はコンクリートなので、断熱材にポリスチロールを使います。


バスタブとシャワーが一緒の小ホテルのバスルームような感じに仕上げるつもりです。

「ウオッシュレットをつけるかつけないか?」ウオッシュレットをつけるには、トイレの便座の形と下から水パイプがつけれる様に配慮が必要です。日本人の私は、これにこだわりメインバスルームにつけとても満足しています。でも主人は(汚すのが?)怖くて使えないそうです(笑)迷いに迷った結果、便座の形が合わなくてもバスタブと同じVilleroy & Boch にしました。ルクセンブルグから来た私達には、懐かしいブランドです。

先週選んだタイル、トイレが続々と到着。
今回はバスルーム2回目なので、スムーズにいく事を願います。


後はバニティーの水道管を選びます。壁がコンクリートなのでボールシンクの横にくる少し高めのこれにするつもりです。


そしてチャネルドレイン(排水口)、ステンレススチールですが案外高くてビックリ。上にタイルを貼ろうと思いましたがタイルやさんに強く反対され断念。壁に埋め込みの壁もつくるかつくらないか?これもタイルやに反対されていますが、まだ決めていません。





便利そうだけれど、シャンプーなど置くものによっては美しくないですね。

IMAGE 


Sunday 5 July 2015

リノベーションのお買い物


家のレノベーションをしていると毎週、◎◎単位でワーカーにお給料をお支払いし、その上大きなお買い物をしなくてはいけなくなります。

金額が大きいからという理由だけではありませんが、決断は主人と一緒にします。建築家やデザイナーのアドバイスもありますが、最終的には私達の決断です。辛抱強く細かい所まで聞いてくれる主人に感謝。

という事で、週末に主人と朝からお買い物。

買い物が嫌いな主人とのお買い物なんて滅多にないので、私はお店に電話して下調べと準備を念入りにしておきました。

まず、

1.電気屋さん − 家中のダウンライトを買います。見積もりはもう出してもらっていたので、後は実物をみるだけ。スムーズに決まり、買い物は10分以内で終了。

2.電気屋さん2件目−ここは返品だけのはずでしたが、お店の人に色々とディマーや記号のセールスをうけ、20分で終了。

Spazio Cassa Tiles
3.タイル屋さん、担当が私達をみて直ぐ電話で打ち合わせておいたタイルを見せてくれました。気に入ったので、これも配達の手配などをして15分で終了。

以上ウェリントン内、朝9時に家をでて、10時半には3件終了。この調子!高速に乗りペトーネに移動。

4.大理石やさん、今日一番の大きいお買い物。いくと直ぐお店の人が、待っていましたとばかり、用意してもらっていた候補2枚の石を見せてくれました。同じマーブルですが、模様がちょっと違います。決断の早い主人、アイランドの石は即決。それからレンジ側の石、これも3種類見せてもらい、直ぐ決まりました。

私は何回かこちらに足を運んでいましたが、主人は石をみせてもらうのは初めて。クレーンで大掛かりに出してもらうので、事前に連絡をしておいたのは正解。

と全て11時半には終了だったので、ペトーネにある美味しいイタリアンでボンゴレと4つのチーズピザを食べて大満足。

La Bella Italia
リノベーション、大小様々な決断の毎日。どんどんきめていかなければいけません。

5. あとは煖房の問題が残りますが、これも帰りに暖炉やさんにいき色々とみてきました。薪ストーブで温かさを他の部屋に空気移動させる「ヒートエクスチェンジャー」というものが安価で購入できる事をしり、勉強にもなりました。


またその夜、EECAにお勤めしているお隣さんに御呼ばれされたら、部屋が暑いのでビックリ。汗が出る程です。ヒートのもとはウッドバーナーでした。パネルの色が変えられる,効率一番とされているパイロクラッシック!気になっていた薪ストーブが目の前にありました。暖炉やさんはこの形、火の窓が小さいので、「LOVE OR HATE 」、好きな人と嫌いな人にきっぱり2種類にわかれる高性能の薪ストーブなんだよ、と言っていました。
Pyroclassic

皆さんはこの形どう思います?


Pyroclassic Wood burner NZ best












Friday 3 July 2015

セントラルヒーティングの難点?ー「煖房を考える」5

ダイキン業者にセントラルヒーティングの見積もりをとりにきてもらいました。

温風で送るセントラルヒーティング、電気(ダイキン)とガス(Brivis, Braemar, Bonair) があります。理論はほとんど一緒で、一番低い、寒い空気のある場所に吸収管を設置して寒い空気を引き上げ、それを温風に機械で替えてダクトから通すというもの。

設置の大変さは、家の管を通すので、レノベーションのときにやり易いとのことで現在調査中。

ダイキン業者いわく、出来ない事もないけれど下の階にダクトを通すには幅がなさそう。と弱気で、個別のヒートパンプをお勧めされてしまいました。設置費用がかかるのはわかっていますが、上の階だけで下の階を温められないのであるとセントラルヒーティングの意味がありません。

以前のオーナーは2009年に暖房器具を新しくしました。各寝室にヒートパンプとガス煖房が合計4つついています。費用も考えると相当だったと思います。セントラルヒーティングにしたほうがよかったのかもしれないけれど、しなかったのは難しいと業者にいわれ簡単な方法を勧められたのかもしれません。(今の私みたいに?)

後で、一緒にいたビルダー一言「(この業者)難しい仕事はしたくないのかなあ。」

先日、他のメンテナンス業者が来た時にヒーとパンプ式温風セントラルヒーティングの見積もりをお願いしましたが返事はありません。

温風のセントラルヒーティング、電気は人気がなくガスの方が多そうです。

ガスだとラジエーター温水方式のセントラルヒーティングもあります。
欧州で使っていたのと一緒です。確かにフル稼働すると温かいのですが、私的にはデメリットがいくつかあります。

一番の問題は、
  • 場所を選ぶ、見た目が悪い。通常窓下についているので、ロングカーテンをひいたりすると効率が悪くなるので冬はロングカーテンを窓部分だけするというちょっとした工夫が必要。勿論壁にする事も出来ますが、そうすると家具もおけません。
  • ラジエーターは欧州では一番安い方法なのかもしれませんが、こちらでは簡単でもお高い設置費がかかるでしょう。大体ボッシュの機械は2−3000ドルですが銅管が高いのでその費用と時間がかかるでしょう。
みんな悩むカーテンとラジエーター(こんなラジエーターみたことない)
場所をとるラジエーターむむ。
邪魔で古くさいラジエーターはおきたくない、同じ悩みはみんな思っている様で、床のスカーティングに温水をながすこんなのがイギリスで発売されています。取り付けも見た目もスマートだから案外ニュージーランドにもあるかもしれませんね。

ラジエーター温水式、もう一つのマイナスは、速暖性ではないこと。
  • 温風の様に直ぐは温まらない。冬中けせない、消しても良いがまた温め直すと時間がかかる。ーコスト高。メンテナンス(ラジエーターの水を一年一回水抜きします、もとの機械もメンテします。)でもこれは多分温風でも一緒?

勿論メリットも沢山あります。床下煖房とパネルヒーターの事についてこんな事が言われている記事を発見。

「輻射熱は自然な暖かさで健康にも良いと言えます。その多くはホコリを巻き上げず、低温でも暖かく感じるというメリットがあります。晴れた日、太陽に当たると暖かく、木陰は涼しい・・・は太陽の輻射熱の影響もあります。床暖房は床からの輻射熱により、足の裏が暖かいものに接触しているため体感的に暖かいです。デメリットとしてパネルヒーターは立ち上がりが遅く、間欠(個別)暖房には向きません。床暖房は暖かいからと言ってその上で長時間過ごしたり、寝てしまうと脱水症状を起こしたという例も聞きます。」

輻射熱か、すぐ「対流式」か?

セントラルヒーティング、ガスも調査中です。