Friday 31 January 2014

ニュージーランド式、建築家の決め方?! その1


レノベーション、中々進みません。

良いビルダー、建築家がみつからないのです。建築家の連れて来たビルダーは忙しくて中々手を付けてくれないうちに、私達のアイディア変更で、プランを仕切り直しに。

結論として、建築家を早くやといすぎたということでしょうか。

コンセプトが固まらないうちに、建築家が図面をかくと高い失敗になります。

私の家は1927年に最初建てられてから大規模に1986年に増築が行われています。

この頃の建築図面が家の戸棚から出て来て、増築を当時手がけた建築家が今の建築家です。購入した時に電話をしたら直ぐきてくれました。

一旦ヨーロッパにもどってから再び戻って来た次の日に彼の方から連絡があり、それから3ヶ月間、彼のアイディアと私のアイディアの擦り合わせにいそがしく、結局頑固な彼の意見が通されそうになった時、ビルダーも見つからないまま、

フランスから私達を訪ねて来た友人が、
「これよりこういうのどう?」の一言でプラン変更になったのが12月。

仕切り直しをする事にしました。

彼がこの家の増築をしたのは、もう30年前の事。
彼も70歳で、それまでにいくつも建築の賞を何回もとられて素晴しい家を立てている人です。彼の最初の頃の家とあって、モチベーションもあります。

ただ、セミリタイアというか、ビルダーとのコネクションがないのです。
ビルダー中心で家が建築されていく中,良いビルダーとのコネがない建築家は難しいです。

ビルダーにとって良い建築家とは一緒に仕事をしながら、新しいアイディア等を教えてくれる人です。勿論レギュラーに仕事をくれる事が前提です。

水道屋や電気やさんにとって良いビルダーとは、どんどん仕事をくれる人。

仕事がない、セミリタイアだと幾ら素晴しい仕事を今までして来た人でも、今後仕事をしないかもしれないとなると、ビルダーとのコネはとれません。

人気のあるビルダーは、仕事を今後も沢山くれそうな建築家や大きなプロジェクトをもった個人客の方のケアで忙しいのです。

賞をとっていてとても素晴しい家を建てられている人ですが、彼のデザインが私のデザインと合わない事、ビルダーのコントロールが出来ない事が解ったのでここで、建築家を変えようと思います。

ただ同じ間違いはしたくないので、ゆっくり時間をとって私達の意見が固まるまでは、建築家を決めるのはやめ、必ず今までしたデザインがどういうものかをしっかり見る事にします。

いくら賞をとった建築家でも趣味があわないのは駄目。

高い失敗でしたが、この事をふまえ、ゆっくりと考えていこうと思います。

という事で、大振り出しに戻ってしまいました。

去年の冬は、氷点下のルクセンブルグ。



それからすると、大進歩ですよねえ。(笑)

イルカの大群が家の前に!

何か黒いものが、みえますか?



イルカです。




カヌーに乗ってた人はとてもラッキー。思わずご近所さんにお電話してしまいました。

しばらく、湾内にいてそれから市内の方にむかっていきました。どこにいくのかしら?

Thursday 30 January 2014

ニュージーランドの海の幸、ムール貝をベルギー風の食べ方で


昨日はやっぱり夏と思える暖かい陽気だったので、

ムール貝とワカメ
目の前の海でスノーケリングをしました。

ムール貝がぎっしり岩を覆っていました。

奥の方にいくと巨大なムール貝が!

2キロ位とって庭でとれたバジルからつくったペストと一緒に、

簡単で美味しい夕食でした!

ムール貝はネギと一緒に煮込みます。



巨大なムール。
♥ ♡ ♥

簡単ペストの作り方:

スイートバジルと
オリーブオイルを入れて、ミキサーにかける。
パルメザンチーズもしくは、黄色の味のあるチーズをミキサーにかける。


ムール貝の白ワイン蒸し:

ムール貝はしばらく塩水につけておく。洗う、髭?をはさみできる。
ムール鍋にタマネギもしくは長ネギをいれる。
白ワイン(生クリームで煮込んでも美味しい)、月桂樹の葉、好みでハーブを入れる。
蓋をして貝の口があくまで煮込んでできあがり。

comme chez soi
ベルギー星付きレストラン、コムシェソワで前菜に出て来たムール貝。
赤ワインで煮込んだムール貝のうえにタマネギがかざってあります。
                  ♥ ♡ ♥

ムール貝というとやっぱり、ベルギーを思い出します。
去年の9月下旬、丁度、ムール貝の季節が始まったばかり、お友達と食べました。
やサラかくて美味しかった。味付けも色々カレー味やワイン蒸し。

家でも良く1キロ2キロ、ムールを買って食べました。
ベルギーやオランダのジーランド産、ムールフリット(フライドポテト)、定番です。
高級料理店、下町のスタンドでもどこでも食べれます。

ニュージーランドのムール貝は野性的でちょっと固め、でもとても美味しい。
段々こちらの味になれてきます。

ルクセンブルグで食べたムール貝、フランス産、
ルクセンブルグの家の前 Le Fin Groumand にて

初めての家庭菜園



初めてお伺いした近所の日本人のお宅、お庭は家庭菜園で素晴しい収穫ぶりでした。
お庭からとれたピーマン、サラダを使ってのお料理、最高でした。
旦那さんは海でお魚をとるそうで、自給自足です。素晴しい。

私も11月に、家庭菜園をしようと思い、野菜の種を色々まいてみました。

トマトは木になり、緑のトマトがなりました。
こういう種類なのかなと思い、固いとおもいながら食べました。

主人が、
「普通トマトは赤くなってから収穫するし、この緑が赤に変わるんだよ」

当たり前だけど、とても固かったからこういうものかと思ってしまいました。



人参の葉だとおもって切り刻んだものはタンポポの葉でした。

「人参の葉はモザイクみたいにふさふさしている、これだよ」と教わりました。

他に、茄子とレタス等を植えたのですが、草ぼうぼうになっていて余りにも沢山なので
トマト以外は数本をのこし抜きました。黄色い花がさいていますが、何かの植物なのか解りません。

雑草との区別がつきません。毒草に注意して食べれる雑草を食べてみようと思います。

初めての菜園、種から育てるのは難しいです。
どれがどれだかわからないので。

という事で葉がついた苗を植える事にしました。

ピーマン、
しそ、
スイートバジル
ネギ、

をトマトの横に植えました。

インターネットでしらべながら、ニュージーランドで家庭菜園超初心者の夏でした。


Wednesday 29 January 2014

Xian Nian Kuai Le! ご近所付き合い

ここに来て恵まれたのは、とても良いご近所さん。

両隣のアメリカ人、中国人の奥さん、ニュージーランド人、皆とても優しい。

31日は旧正月。

中国人の奥さんのお母さんが沢山の餃子をつくったからといって、

1キロ位ある餃子の束をプレゼントしてくれました。

「本当だったらお招きしたいんだけど、赤ちゃんが産まれたばかりでお家で食べてね」

彼女のお母さんも

「茹でて浮かんで来たら食べ時だからね」と一言。

私も「Xian Nian Kuai Le」(新年おめでとう)というと、彼女のお母さんは日本語で

「いち、に、さん、し、わたしのなまえは。。。」といいました。

満州からきたお母さん、日本語が少しできます。

言葉は完璧にはわからないけれど、彼女のお母さんはとても優しそうで笑顔がとても素敵です。

お隣さん、感謝です。これから私も中国語を勉強します。

また近所を歩いていて、近所のお婆さんと庭師と一緒に立ち話。

「今家をレノベートしてて色々と建築家やビルダーを探しているの。」といったら、

「あの家はこの建築家、家はこの人、是非私のキッチンもみてみて」と気軽にみせてくれました。

「52年間ここに住んでるから大体よくわかるのよ。」

   ♥ 

ニュージーランドのご近所付き合いはとても気さくで優しいです。

狭い世界なので皆が皆の事を知っています。

もし新しくお引っ越しするのなら、ご近所さんはとても大事。

日本や大都会では味わえない事です。

見学したけど買わなかった家。隣とくっついているタウンハウス式。
モダンで素敵だけれど、隣の音が聞こえたらやっぱり近所付き合いは微妙になるのかな?
ピアノをもってると壁が近いのは困ります。





Tuesday 28 January 2014

ビルダーにかかってる建築作業、ニュージーランドのやり方。


建築家は、新しいキッチン、バスルーム、壁をこわしたり全体をアップグレードの為のデザインや意見をくれて、とても参考になります。

メインテナンスは、屋根や窓、壁、基本的に変更がなく専門家の意見が大切です。

でも一番大切なのは、ビルダーです。

ニュージーランドで建築するとき、
ややこしいのは、トレードマンはチームになって働くという事です。

そうでないと、けんかしてしまう場合もあるそうです。

ビルダーが下請け業者をスケジュールするような仕組みになっていてオーナーが仕事を頼む事を余り好まない!という事がわかりました。

会社は一人一人独立しているが、事実上は一つの会社みたいに、
ビルダーといつも使う水道配管工事や、電気屋、屋根やとセットになってお願いするのがこちら風だという事がわかりました。

だから屋根やを頼むと彼と一緒に働けるビルダーの名前を、

水道屋を頼むとその彼と一緒にいつも仕事をしているビルダーの名前を、

そのビルダーが一緒に働いている建築家の名前を、

と芋づる式に色々なチーム(ビルダー&専門業者)を紹介されて、混乱しています。

建築家も彼の持っているビルダーがいますが特定ではなく、
そのビルダーが忙しいと折角図面があっても仕事は始まりません。
良い建築家はその仕事のサイズにあったビルダーを選んでくれます。

今まで図面を書いてくれた建築家は、私がニュージーランドに来て2日目に来てくれ、

「良い人に出会った。」と思いました。

でも、住み始めてからすぐに建築家をやとったのは失敗でした。

まず家にしばらく住んでみてどこをどういう風に、どのマテリアルを使って作るかというのが決まらないうちに建築家とお話して後で変更があると、とても高いやり直しになります。

建築家は色んな選択をせまってきます。その時にはっきりと答えられなかったので、高いお勉強代を払う事になってしまいました。その分しっかり勉強はできましたが。

建築家はコンセプト図面をつくる事で、料金をとります。時間制と%制と、選ぶ事ができますが、何十万ドルの作業でなければ時間制がいいのかもしれません。

大きい工事があると、エンジニアーも入り、この料金も加算されます。

コンセプト図面をかくまえに見積もりをもらえると良いのですがそうとは限りません。

今日来たビルダーは彼のお抱え建築家と一緒に来て、

「一人のビルダーを決めて、その人と色々な事を全部やってもらうのが効率的だし、安上がりにすむ。」とオランダ人の両親をもつ彼は合理的にそういいました。

「お抱えのビルダーがいる事によってちょっとした作業も直ぐやってくれる様になる。」

「ビルダーは「傘」だ。その下にお抱えの業者がいるから彼に全てを任せるのが一番。」

「一般の私達が決めれる事は、カーテンの色とか、電化製品をどれにするとかだよ」

何となくそうかなと思っていたが、やはりチームだったのかと納得します。

建築家が作る図面には、キッチンの色もアプライアンスも全て指定されます。
趣味があわなかったら説得するのに大変です。

実際の仕事はビルダーがします。

良い下請け業者を呼び寄せられるビルダー選択は最重要です。

ライセンスをもったビルダーは10年保証や直しもやってくれる、らしい。

ビルダー選びをしてその後はビルダー任せにしていくのが
ニュージーランドのやり方なのかもしれません。

日本やルクセンブルグだったら、屋根や、窓や、ペンキ屋は自分で頼んでしっかり仕事をしてくれ心配がありません。屋根やがもし直しが必要だったらちょっとした大工工事だってやってくれます。ルクセンブルグで二重窓を入れた時は、窓サッシを入れる前と後の工事も全部込みでした。

建築家が先だと思っていましたが、良いビルダーは一年先までスケジュールが一杯です。ビルダーが先なのかもしれません。

眺めを重視して決めた不動産。自分の好みにするには時間がかかります。



Sunday 26 January 2014

ニュージーランドの素敵な海辺の幸とお家にウィンドサーフィン

やっと陽気もよくなり、温かくなった土曜日。目の前のカラカベイ沿いで、

こちらにきて初めてウェットスーツを着て海中探索。
水が冷たいウェリントン、ちょっと長く素潜りするには、
ウェッとスーツが必要。

ムール貝、黒くて小さいのは沢山見るけど、

ちょっと大きいのは沖の岩に。5つ、15センチ級のを収穫。

確か海の幸(アワビとか)は12センチ以上だったらとっても良いとの事。数量制限有。

美味しかった。と、写真を撮るのを忘れた。

海藻もみそ汁にしてたべた。自給自足の生活にちかづいています。

透き通るような海面、小さいムール貝がいっぱい。

海岸には素敵なお家もある。このお家、木の窓=お手入れが大変。こちらの人は木が大好き。海の目の前なのに、プラスチックやアルミじゃない所にお家を愛してますっていう気合いが感じられる。


こちらのお家は薔薇でかざってる。前のお家も赤い薔薇棚があった。
手間をかけてお家を綺麗に。



坂の多いウェリントン、こんな感じで海辺にはお家がたっています。上にも道があるけれど、中腹のお家にはプライベートエレベーターがついていたりします。


今日も太陽が輝いている。でも風が強い。

今年にはいって日曜日は3回続いて風が強く、ヨット初心者コースが3回キャンセルになっている。横のフランス人はウィンドサーフィン日和だと喜んでいるが、初心者ヨットには風がつよすぎる。来週の日曜日はどうなることやら。

風の多いウェリントンでウィンドサーフィンを楽しむ夫。
カイトサーフやヨットもやる人が多い。



Saturday 25 January 2014

DIY で建てたら、建築法違反?

DIY が盛んなニュージーランド、どこまでがメンテナンスなのかレノベーションなのかのが難しい。DIYで家を建ててしまう人もいるかもしれない。

家を建てるまで行かなくても、ベランダやデッキを作ってしまう人がいるかもしれない。

ニュージーランドには厳しい(Building Act 2004)建築規則があり、その規則に従った建物でないと後から罰金や建て直しを迫られる事がある、と書いてある。実際にそういう目に会った人がいるかどうかわからないが、規則はそうなっている。

ただ家を売る時に許可がないと値段が随分さがる。罰金ややり直しの可能性があるので。

2012年から建築許可がいるレノベーションやメンテナンスに関しては,ライセンスを持ったビルダー業者がやらないと、建築調査団体(BCA)からの正式な証明書がでない。

つまり、何を建築するにも建築基準にあっていないといけない。

というのは建前だが、結構これなしで建てている人もいるらしい。気をつけないといけないのは、地震や災害の時,その部分の保険補償があるかどうかだ。

許可がいらないのは、メインテナンス。バスルーム防水エリア、防水加工をすると必要になると言われているが、はっきり書いてない所がグレーだ。

下記リンクの情報をしっかり読んで後で罰金ややり直しをせまられないようにしたい。


 Websites that provide further information
• www.dbh.govt.nz
• www.consumerbuild.org.nz/publish/
• your local council’s website

 Other professional advice could be sought from:
• a registered architect
• a chartered professional engineer
• a licensed building practitioner (relevant licence class)
• a registered building surveyor
• a building consultant
• a building consent authority within your local (district or city) council
• a solicitor


屋根や窓を変えるときも高い位置に登るんだったら、足場が必要になる。

隣のビルダーは足場業者にたのまず木で中国の竹足場みたいので簡単につくってしまっていた。でもこれはビルダーがOKだから別に違法ではないのかもしれない。

でも屋根やによっては、ちゃんとした足場を求めてくる人がいる。
このアレンジはどうするのか?屋根やがやるのかビルダーがやるのか。
怪我をした時はどうなるのか?誰の責任?
人を雇う時には保険が必要だとも聞いた。

この辺も難しい。こういうのを一手に担うプロジェクトマネージメントを仕事としている通称ビルダーもいる。ちょとしたデッキなど、合法にCode of Compliance Certificate をとった建物をしっかりたてようとすると簡単でないニュージーランド。

DIYが盛んになるもう一つの理由だろう。

DIYで借りれる足場



Friday 24 January 2014

ここは日本ではない業者選びの難しさ

ニュージーランド人はのんびりしてておっとり。(良い面)

反面、仕事に意欲がないというか、あまりがつがつして仕事をとろうという気がない。

クリスマス夏休みも1ヶ月はとる。冬にできない仕事もあるのに、だ。

良い業者さんの選択肢はとても少ない。

家の屋根は大きい。海に面している。ここ5、6年以内に屋根の手入れが必要だ。

折角レノベーションをするのだからこの際屋根もかえようか。と思い,見積もりをとっているが、その値段の違いにビックリする。

これは、窓の見積もりをとった時もそうだった。同じ窓でも1万の違いがあったり、見積もりを3つはとらないと本当の平均価格がわからない。

今日来た見積もりは、他のより5千以上高い上に、

”None of the roofers we work with are interested in quoting the re-roof.”

「僕たちの下請けでお宅の屋根をかえたい業者はいないよ」

と高い上に家ではトータルにみないよ、の念押しがあった。


以前も、見積もりをお願いした屋根やから随分たってからこういうメールがあった。

"I hope all is well with your renovations at the moment.
Unfortunately I haven't been able to get to your quotes and it doesn't look
like will be able to do them in the near future so will have to pull out from
pricing your work. Sorry for that."


「ごめん、できないよ、他あたってね」メール。

もう一社は、「遠すぎて毎日行くのは大変、ローカル業者を紹介するよ」
 
と、二つの近隣の業者の名前を教えてくれた。

ここは日本やドイツとは違う。

ただ暇で変にやる気のある業者にも気をつけないといけない。

私達が来て直ぐの時に、壁の防水強化をしようと建築家がつれてきた人にお願いした。直ぐきてやってくれた。4千ドルかかった。これは6ヶ月前家を購入した時に直ぐした作業。

昨日防水専門業者がきてその仕事をみて、この防水加工があまり持たないね。もしよかったら、1千ドルでカウンシルから証明書もでるやり直し防水工事をやってあげるよ。

良い勉強をさせてもらった。証明書CCCは大切だ。チェックしたい。

友人宅をお伺いさせて頂き、その窓の設置の仕上がりがきれいだったので、ビルダーさんと建築家のコンタクトを教えて頂き,連絡すると、

「今年の終わりまでプロジェクトが一杯で新しい仕事はうけれないなあ」

良いビルダーさんはいつも手一杯のお仕事をかかえている。

良い建築家も大体手一杯なので、仕事を受けてもらえるかどうか、随分前から考えないといけない。人からの評判や彼らの実際にやったお仕事を見てから決めたい。

早くやって欲しいが、やり直しもこまる。

全てを建築家に頼むか、ビルダー任せにするかも判断が必要だ。

建築家のフィーの取り方は2種類あり、大きなプロジェクト全体を任せるときは、全体の11ー12%、時間の場合は、大体120ドル/一時間、アシスタント90/時間。

ビルダーは50−60/時間、電気、水道等の専門業者は時間50−65かかる。

コンセント許可が必要ないのであれば、ビルダーだけでも出来るが、やはり建築家の指示監督があるのとないのでは、随分ちがうのか?

しっかりビルダーとの協力を確立した建築家、ビルダーにまだ出会っていない。

クリスマスお休みがすぎたらといっていたが、今年も中々進まずに困ってしまう。


Thursday 23 January 2014

ニュージーランドのサーファーズパラダイスに自転車旅行

ウェリントン市中心より約30キロ。

先週末お天気もよかったので、イーストボーンにいってきた。

道路の先までいくと車が入れない先は自転車か歩き。

自転車、風が強い中は大変だけど追い風のときはらくちん。

海の中に黒く浮くものが、オットセイかと思いきや、サーファーの群れ。




イーストボーンはサーファーズパラダイスだった!

車侵入禁止なので自転車か歩いてボードを運んでいて、色々なスポットに。



おくにいけばいく程波が高く、
世界クラスの波がみられたが、さすがにだれもいなかった。




行く途中、ソーラーパネルをつけた灯台。




錆び付いた船。
青い空と海に赤茶けた船。とても絵になる光景だ。




なんと、汚水処理があるからこの辺は遊泳禁止のサイン。ここまで来て泳ぐ人はいないみたいだが、ちょっと臭くて残年。先日下水処理汚染についてビクトリア大学の環境大使がいっていた汚染水はこのことか。一番酷いのは農業水汚染といっていた。




と、先に行くといたいた、羊とヤギ。まるまる太った羊。毛をかられているのもいる。
羊は人がこわいらしくなんとなく敵意を感じる目線。ちょっとかわいくないが、確かに人間にとっては、ウールをかられてその内ラムレッグとして食べられちゃう「敵」だ。

ずっといくと砂浜。自転車でいきにくくなってきた。

半島の反対側にはぐるっとまわって道路とつながっている。
観光バスも数台いた。



山に登って景色をみるらしい。

この辺の景色は確かに最高。

ちょっとした湖もある。黒鳥ブラックスワンが2羽。なんかいいことあるかなー。

お、ペンギンとおもいきや、黒しろのとりだった。大きいな。



帰りはお洒落だといわれているイーストボーンの町通り。アンティーク(がらくたをうっている、ベルギーやフランスのブロカント市や蚤の市でうっているようなもの)のお店,なぜか3軒同じ通りに不動産屋さん。ちょっとお洒落っぽいカフェー(1時間待ちといわれたのでここで食べずに)。カレー、中国飯、フィッシュアンドチップス。

先日隣人に連れてってもらったRONAギャラリーは建て直し工事でお休み。



イーストボーンの先っちょの自転車ロード、
途中に水飲み場はないので、沢山お水をもっていくの忘れないでね。

お天気の良い休日の遠足でした。


Wednesday 22 January 2014

お風呂場を作る5ー日本のお風呂場は全てウェットエリア、防水加工について

バスルーム専門業者にお風呂場を作りたいと言ったら、大体2万5千から3万かかるといわれた。まだ素材も詳しい内容もなくレイアウトだけで。

隣のビルダーは5万かかるといっていた。

本当に値段はあってないようなものだ。

彼らに一括して任せれば多分綺麗にやってくれるだろう。

でもどうしても自分の好きな素材を使いたいので、一つ一つ自分でマテリアルを選んでいる。
どちらにせよ人に頼むとしても大体どの位かかるかを知りたい。

値段がいい加減だと、仕事の質が解らない。人件費に関してはどんぶり勘定が多い。まるで、一時期の日本で情報が無料だった時の事を思い出す。

お風呂場をつくるにあたって、一番大切なのは、「防水加工」。

私は全てを洗い場としてウェットエリアにしたいので、普通の防水加工よりもしっかり作りたい。

ここで防水加工は誰がするかが問題。

ビルダーがやる、といっても実際はタイル屋さんが行う事が多い。

こちらで流行っているタイルしたの電動ヒーター業者もやってくれるらしい。彼らは電動ヒーター(コイル)を水が入らない様にして売っているので、防水加工はとても大切で良い技術を持っていると言われている。タイル下ヒーターはこちらで良く勧められるが壊れた時は、タイルを壊して直すという(簡単で良くやる)というが。費用は大体1400ドル/9平米位だそう。ウェッとエリア重視なので考えていないが、どう思います?

タイル屋さんに関しては、色々だ。先ほどでた丸投げ式でビルダーやバスルームカンパニーに頼むと彼らの好きなタイル業者を選んでくれる。

屋根や外の防水加工(=Butynol、 Ardex、 Equuuis等の素材とは違うシリコン加工。)

さらにタイル床を水が流れる方向に全体的に床を傾けなければいけない。

排水溝は、All Proof等こちらで一列になっているものもあるがチャネルの下の穴は一つだ。

防水加工でシャワーエリアだけなら、 Atlantisや Newlineなどでカバーできるがこれにシリコン加工とどっちが良いか疑問だ。限られたエリアだったらよさそうだが。

腕がいいかどうかは彼らの今まで手がけた仕事を見てから実際の経験者かどうかだ。

業者選びの口コミはとても役に立つ。

こちらにノーカーボーイトレードマン等の口サイトもあるが、これは一つの物差しにもなるが、私の経験からいって余り信用できない。沢山同じ日に書き込みがあったりすると、友人が書いたとか、眉唾物だ。

やはり、信頼の置ける友人、経験者から聞くのが一番だ。

こちらのお店は、浴槽やシャワーを売っているお店もタイル屋さんも、ビルダー、トレードマンと一般人は同じお店で買い物をする。日曜大工用品の大手バニングも、一般人だけでなく、トレードマンもそこに買いにくる。

ただ違うのは、彼らは通常一般人より同じ種類のものを大量に購入するので、アカウントをつくりロイヤリティーカードのポイントがたまると値引きをしてもらう。このアカウントは実は一般人でも持つ事ができる。これからレノベーションする人は是非便利なカードだ。分厚い申込書をもらって書いても良いし、オンラインでもできる。ここで税ナンバーを聞かれるが個人だからなくても、キャッシュアカウントにすればとれる。

という事で、タイルを売っているお店に聞いてみた。
オークランドに本店のある優しいタイル店だ。

防水加工用商品を売っているお店なので、タイル業者との接触が多くちょっとした裏話もきける。彼らはタイル業者がお客さんであると同時に彼らの評判にもなるのでいい加減な事はいわない。彼女が出してくれた値段とは。(+GST税)

防水加工に大体、100−120ドル/一平米
タイルを貼るのに80−120ドル/一平米
それから、選ぶタイルによるが、一枚40−400ドル/一平米(タイルの値段はきりがない、イタリアンタイルや天然マーブルなど、もっと高いのもある)

防水加工にかかる費用と作業のやり方は、今ある床の素材によって異なる。

タイル屋さんにいくと大体そこに買いにくるタイルやを紹介してくれる。

良く買いにくる=沢山仕事をするタイルやさん。もしくはそこでしか買わない業者もいるからそこは気をつける。大体年配の専門業者には信頼がおける。

大体タイルの防水作業はそんなに難しそうではない、ただ、経験とどういう防水素材を使うかの違いだろう。

イタリアンタイルPietra Tibu Travertine series綺麗!

我が家はパーティクルボードだった。コンクリートだとやり方が違うのかもしれないがタイル屋さん曰く、

1.パーティクルボードの上にタイルスレート(タイルの下地用の水を余り通さない板)を釘とノリでとめる。(大体一枚、1メートル x 60センチで20ドル前後)
2.プライマーを塗りシリコン加工。タイルスレートをとめている釘も重点的にしっかり。
3.防水加工製品を最低2回塗り(ASA - Dampfix Gold (no bandage) or Mapei Aqua defense (small amount of bandage is needed) 二つの角の加工の仕方が違う防水加工製品。他にもある。
4.接着剤 (ASA-Conflex gold or Mapei Keraflex Maxi S1)

この後タイルを敷く。このときのグラーディングにもセメント粉もしくはエポクシーを使うという2つのやり方があると聞いた。エポクシーでするグラーティングは乾きと高価なので難普通のタイルやさんは使わないらしいが防水効果がいいかもしれない。日本のモザイクタイルはそうなのでは?


防水加工(他の許可のいる建築全て)に対しては、BCAから許可と証明書を出してもらえる。これはライセンスをもったタイルやがやる仕事でないとで許可されない。この証明書は大切らしいのでしっかり出してもらえる業者かどうかチェックしたい。

先日きたビルダーがどこのタイル業者をつかっているか解らないが、こちらで選ぶ事も可能だろう。ここは大切なポイントなので比較して決めたい。

と、丸投げで頼むのは楽で良いし,安い素材を使って多分予算内で収めてくれるだろう。

高い料金をいってきたら本当にきちんとした素材を使っているかを調べたい。

シャワーやシンクも、Duravit, Groheドイツ製が優遇されているなか、イタリア製もお洒落れ、日本製TOTOもある。全部クロームでプラスチックにクロームメッキでないドイツ製のこだわりメーカーもあるが、値段が高すぎなのでこれには手がでない

Monday 20 January 2014

お風呂場をつくる4 - 洗面化粧台について

もうこれでもかって言う位、お風呂場の話ですみません。

「洗面台」で何をするか?

顔を洗う、歯を磨く、手を洗う、ひげを剃る、

髪の毛を洗う,足を洗う、

デリケートな下着やセーターを洗う?

ベビーの沐浴をする?

色々ありますが、少し深めがいいかもしれない。

ボール型の恰好の良い素敵な洗面台もありませすが、
つけた友人が周りが掃除しにくいといっていました。(でもお洒落)


計ってみると今の洗面台は深さ内径が15センチ。こちらでは普通なのでしょう。

洗面台の深さ15センチは欲しいです。

今の洗面台は周りが、ニュージーランドの木リムです。素敵ですが、水しぶきや歯磨きしたコップやブラシをちょっとおいたりすると、シミが気になります。勿論防水加工をしていますが、木はやっぱり掃除も気を使います。

お店でみて気に入ったのがこれ。

シンプルで掃除が楽そう。深さは外側17センチ。


シンクの周りにいつも必要なものはなんだろう?

見える所に置きたい。
タオル =顔を拭く、手を拭く。
歯ブラシとコップ
石けん、

これは見えなくても良いけど近くに欲しい。
クリームとかローション、香水瓶、

ひげ剃りクリームとカミソリ 
主人はいつも上においているから本当は見える所に置きたいのかも?
でもあるとちょっと美しくない、特にひげ剃りクリームのスプレー瓶。

タオルをかけるのがついてるバージョンもある。



タオル収納がついているのもある、これはお客様用に良さそう。




洗面台の側というか浴室に少し収納も欲しい。

浴室の収納、何を置こう。

タオル?石けんの予備?

ニュージーランドに来てからめっきり使っていない、
化粧品、ブラシ、ドライヤー、薬、

後、大切なのは、素材。

昔ながらの陶器。今のはそうだ。

陶器は薬品にも強いし、劣化も耐久性もいい。

高価だが、人工大理石もある。大理石はとっても気を使う。シミもできるし。

プラスチック(アクリル)は軽くて掃除材にも強いかもしれないが、ヘアピンをおいたりすると錆がとれなくなる。やっぱりバスルームは、陶器がいい。

鏡と収納スペース

モダンな見た目を重視するなら、収納を我慢してシンクのみにしたい。
もしつけたすとしたら、収納キャビネットは足なしが綺麗。

鏡の裏に収納があるのもある。
三面鏡になる便利なものから、鏡の曇り止め、LEDライトが埋め込みというのもある。

空間スペースを確保する為になるべくシンプルにものを置きたくない。

できればトイレもちょっと見えない所に隠す位の方がすっきり。

でもトイレの周りには、トイレットペーパーやら掃除の道具やらのはいる収納スペースがあると便利。この時、手の届かない所ではなく、下の方に置くともっと便利。

シンクで思い出したけど,キッチンシンク、ステンレスかホーロー陶器か悩む所。

width: 800 mm / Countertop cutout dimension 695 x 375 mm flanging radius R15mm / For sink type 72 with cable-driven waste a hole Ø 35 mm for pop-up knob is recommended
V&B 70 x 50 x 20

日本だと本当に沢山のアドバイスをお店から期待できますが、こちらは自分の意見をしっかりもたないと、「安かろう悪かろう」選択に。

ニュージーランドは島国。ニュージーランド産のもの、輸入ものと分かれます。

なぜかドイツ製がおおく、必ず「EURO」シリーズという名前がついてたりして笑えます。

ルクセンブルグに住んでいた時はドイツ製しか手に入らず、アメリカ製や日本製はありませんでした。

ちょっとしたタオル掛けが200ドル以上。こんなことだったら30ドルで買ったドイツ製のタオル掛け、外して持ってくれば良かったなあ。

延々に続くリノベーション、まずは器具マテリアル選びに時間をかけてみる。








Sunday 19 January 2014

ニュージーランドにお引っ越し、シャム猫トラの長ーい空旅のまき

その日は雨だった。

一ヶ月前から、練習した検疫用の大きいゲージ。
中に座ったりたったりしたときに、耳がつかない大きさを選ばないといけません。
おもちゃや毛布をいれてもいいけれど、検疫でとられる可能性があるので高価なものは入れない様にとの事。
「どこに行くの?」トラは心配そうに家の方をみる。

2013年7月の最後の日。トラはここから出発。

「行きたくないよお。」
車の中でギャーギャー泣き叫ぶトラ。

「このおじさん、優しそう。遊んで。」
公認獣医先生のオフィスで輸出書類、最後に健康だったというサインをもらう。

「また車?お家にかえるんじゃないの?」
ルクセンブルグからフランクフルト空港まで3時間の長い道のり。緊張の表情。


フランクフルトアニマルラウンジ、着きました!

「え、どこどこお?」

「お、お友達?」
マルチーズ2匹の兄弟と一緒にのせられて、興味津々。
ボクサー犬もドーベルマンも、一緒に検査。本日は5匹ね。
ここから先は飼い主は入れません。ああ、さようならー。

錦鯉?熱帯魚?
フランクフルト空港のアニマルラウンジは欧州一。ライオンだって運んじゃいます。


それから、39時間の長旅。途中シンガポールアニマルVIPラウンジで一泊。
ルフトハンザ航空からシンガポール航空に乗り換え一気にオークランド。
そして、ウェリントンへ。

私も次の日にパリ空港からウェリントンへ。

それから10日後、検疫期間を終えおむかえに。

ウェリントン近辺には一軒しかありません。


検疫施設の入り口

トラのお部屋、いない?いない?

いたー!!でてこない。
 「こわかったよー、ここどこー??」

ニュージーランドにペットを連れてくるとしたら、3ヶ月以上前からの準備が必要です。
貨物として扱われるので、一緒に機内に連れて行く事はできません。

まず、MAFの書類をしっかり読み、しなくてはいけない注射の種類と飛行機の手配。
しっかりスケジュールをたてないといけません。沢山の書類に獣医さんからのサインが必要なので、協力的な獣医さんが必要。それも何回も注射や特に飛行前の21日まえ、3日前と1日前、行かなくては行けません。一般の獣医さんにサインをもらい、そして当日、国の公認獣医さんのサインがまた必要です。

日本の場合は、成田になるのかもしれませんが、私の場合は、まずルクセンブルグの公認獣医、それからフランクフルトの公認獣医。

気が遠くなりそうな沢山の書類が必要ですが、実際に必要なのは病気でなくて健康だという事を証明できること。ニュージーランドの検疫もEメールや電話で優しく教えてくれます。家族であるペットとのお引越し頑張りましょう。

アニマルペット輸送専門の業者から飛行チケットをてはいしてもらいます。
乗り継ぎ空港にちゃんとアニマルラウンジがあるかや飛行機の時間や航路を確認して、ブッキングをお願いします。

人間より高い運賃と特別のケアーが必要になるので、ペットの気持ちもくみいれて。

本当に長ーい長ーい旅でした。

安心しきったのか、びくともしません。
疲れたー,爆睡のトラ。もうこんな目にはあいたくない、とのことです。

でも、そんな事は忘れて、ここはパラダイス。毎日のーんびり

友達?も遊びに来るし、

Happy Life ! はじまりー!