Sunday 30 November 2014

ニュージーランドの建築素材

ニュージーランドにきて1年ちょっとたったのでブログで記して来た今までの事が一通り見える様にレイアウトを変えてみました。

まだ家の修復ははじまったばかり。その間に色々な事があり悩み家の構造や素材、家を持つ事の責任が解りました。

100年間に建築素材は大幅に変わりました。昔から良いとされる銅のパイプ、昔は丈夫で高級素材だったけど今は駄目とされるダックスクエスト、アスベスト、鉛のペンキ。建築素材の善し悪しが解るたびに再建築されていきました。

地震もある国、ヨーロッパの様に石の建築はありません。基本は木。ウェザーボード建築といって、北欧にもよく見られる木を重ねあわせた建築です。その間,90年後半より多く使われたコンクリート、モルタル素材で作った家は、2005年頃水漏れが酷いということもわかり、水漏れ素材の家(Leaky home) とされ価値が大幅にさがり、木の建築に変えるに大掛かりな工事費用がかかります。家を買う時に一等地にある家の値段が低い家は皆この作りでした。

1927年に建築された2部屋を残し、この家のほとんどは、1987年の増築です。
今回の水管工事で少量残されていた黒いパイプのダックスクエストを取り除き、一部残っているアスベストの屋根素材を取り除く予定です。天井裏をみると昔の天井はとられ二重天井になっています。近所の人は100年前より大幅な改築工事がなかったのか、家の中の天井にアスベストがみつかり家族全員、取り除き工事が終わるまで引越してしまいました。我が家を購入する時にしたビルディングリポートには書かれていませんでしたが心配になりもう一回専門業者にみてもらいました。

雑草に使う農薬や建築につかわれている素材、何が良いのか悪いのか全く検討もつかず昔の人はそこに住んでいたのですから命の危険が直ぐある訳ではありませんが、こういう建築素材の勉強も今回の修復工事で学んできました。まだ修復工事、始まったばかりですが、何だかじっくり噛み砕いていく感じがして家つくり結構面白いです。

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