Monday 3 February 2014

ニュージーランドと日本の関係、こちらに住む日本人は?


ニュージーランドの新しいイメージは、自然と歓迎でしょうか?
日本もニュージーランドも島国で、共通点があります。
ルクセンブルグから来て思ったのは、ニュージーランド人は日本に対して割と良い印象を持っているという事、日本へのあこがれというか、日本と関係のある人が割と多くビックリします。
欧州では日本はとても遠い,日本人とアジア中国人の違いが余り解らない関係の薄い国でした。
でも日本とニュージーランドはとても大切なビジネスパートナーでもあり、親睦も交流も、
そしてキウイ人と結婚している日本人も沢山いるという事に気がつきました。
ルクセンブルグに来ている日本人は全て仕事関係で学生は一人、500人いた日本人コミュニティーで働いていない日本人はその家族を除いてほとんどいませんでした。それも大体金融関係だったのでとても限られた社会、にいたように感じます。
でも、ニュージーランドには沢山の日本人がこちらで色んな事をしていて視野が広くなった気がします。ニュージーランドで勉強する人,自分の事業を始める人,のんびりしている人(私も),色んな事をしていても全然不思議でなく、なんでもあり、なんです。
日本社会がニュージーランドに上手く調和されてできている、という感じです。私にとってルクセンブルグという小さな国と比べると大きく違います。
パリやロンドンにいた時も日本人は沢山いました。ただパリでは日本社会というものは一定していなく、現地化しています。ベルギーでも5000人の日本人がいました。日白協会を通じ沢山の日本関係の方とお知り合いになり色々な行事にも参加し和気あいあいとしていました。私が住んでいた国々で日本人社会は大体首都に固まっていました。
ニュージーランドは広いです。今私は、ニュージーランドの首都ウェリントンに住んでいます。
日本人は大体オークランドに住んでいるそうです。でも、ウェリントンにもクイーンズタウン、ダニーデンにも色々な所に日本の人が住んで満足しています。
ニュージーランドにいる日本の方は、ニュージーランド人と一緒で、皆友好的です!
私もヨーロッパではできない対応、ご近所付き合いが自然にできてしまします。これは人間性に近づく大きな進歩です。それは国の雰囲気がそうさせているのか、この「のんびり感」「なんでもあり感」が良いのです。初めて会う人も自然に近い国が人をフレンドリーに協力的にさせているのだと感じます。
自然に近い国、ニュージーランドの強みだと思います。
ビジネス的にみてみても日本の関係は強いです。日本の中古車が多く、トヨタなどは新車ではなく中古車市場に乗り出していくそうです。(例:トヨタディーラーが売る中古車の保証をする、もうメルセデスはやっています)
「日本はニュージーランドにとってオーストラリア、米国に次ぐ第三位の貿易相手国で、2006年の輸出額は35億7000万ニュージーランドドルに達しています。高品質の石炭、アルミニウム、農業産品の供給国として、ニュージーランドは日本にとって資源供給のため戦略的にも重要な国となっています。
ニュージーランドが第一次産品を日本へ輸出し、日本からは自動車、機械、光学機器、エレクトロニクスなどの製造品をニュージーランドに輸出するというかたちで、良好な貿易関係を長年築いてきました。
ニュージーランドの対日主要輸出品は、アルミニウム、木製品、魚介類、乳製品、野菜、果物などです。最近の傾向では、教育サービス、カスタムメイドのソフトウエア開発、あらゆる種類の工業製品など伝統的な輸出品目以外の分野の輸出に著しい成長がみられます。」
さらに、人的文化交流をみると、
「文化および人的交流
日本とニュージーランドの二国間関係は、多くの人的交流により深まっています。ニュージーランドの46市町村が日本との姉妹都市交流を活発に行っています。さらには約40もの日本ニュージーランド友好協会が活動しています。近年、留学・演劇・映像芸術・スポーツなどの分野においてもさまざまな交流が行われています。
文化交流プログラム:
  • 1985 年から始まった「ワーキングホリデー」は、両国の30歳以下の若者が最長12ヶ月間、相手国に滞在、就労、就学できる制度です。
  • 1980年に発足した「ニュージーランド・日本交流プログラム(NZJEP)」は、教育をはじめとする様々な学術研究分野の支援を行っています。
  • 1980年に開設された「ニュージーランド・日本基金」は、日本との文化・教育交流を推進するために設立されました。その後、同基金の事業は「アジア・ニュージーランド基金」に引き継がれました。
  • 日本の文部科学省は、日本とニュージーランド両国の留学生に奨学金を支給しています。
  • 日本政府による「JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)」は、これまで、日本で英語を教える300人以上のニュージーランドの若者を支援してきました。」

と、30歳以下の若者にはビザ待遇があります。だからのんびりしている日本人も多いのです。ワーキグホリデーの後も長く住まれる方が多いとききます。

欧州では欧州人以外には考えられない制度です。移民に対する考え方は、日本とは正反対といえるのではないでしょうか?

こちらに来る時、ビザに関する書類を整えましたが、日本からベルギーやフランスにいく時に比べるとビザの対応はとても早くスムースに事が進み就労ビザも2週間ででました。ビザ査証部は、解らない事があれば丁寧に教えてくれ、とても対応が良いです。欧州では考えられません。ベルギーでとった就労ビザは6ヶ月もかかり、ルクセンブルグでは同じ欧州内の移動なのに3ヶ月かかりました。

これはニュージーランドの歓迎ムードを反映していると思います。

イギリス人にだけではありません。

日本人は(中国人も)ニュージーランドで歓迎されてると感じます。また、こちらに来ている人も自然を愛する人が多く、選んでニュージーランドに住んでいる様に感じます。

日本とニュージーランド、これからも益々多く友好関係をむすんでいくでしょう。


2 comments:

  1. 興味深いお話でした。ヨーロッパ人の目から見た(taipakupakuさんがヨーロッパ人でないにせよ)NZの印象をうかがって、反対に、ヨーロッパ的な世界が少しだけ見えた気がします。

    私も、こちらへ来て、kiwiの人たちのフレンドリーさに、うれしいやらおどろくやらでした。何か、日本の古き良き田舎のような、それくらいの居心地の良さを感じています。

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  2. ふにゃこさん、こんばんは。ヨーロッパというか、大都会の事だと思います。ニュージーランドは確かに古き良き田舎の人で、ルクセンブルグも田舎の人ですが少し違います。多分土地成金で、突然お金持ちになった農民がたくさんいるせいでしょう。ニュージーランドがそうならないことを望みます。

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