Saturday 30 May 2015

ニュージーランドの床ツルツル

100年前に建てられた家の部分の床は、絨毯、コルクのタイルに覆われているマタイの木でした。139ミリ、厚さ2センチ近くのしっかりした木で、これを磨くととても綺麗なしっかりした木の床になります。

その後増築部分は、パーティクルボード、もしくはコンクリートが下地となっていました。家中絨毯で覆われていましたが絨毯が嫌いな欧州人の主人、

「絨毯はホコリがたまるので不潔」という事で全て剥がしてしまいました。

ニュージーランド人は羊の国という事もあり、絨毯の種類は豊富です。煖房完備が整っていない事もあり、絨毯の家が多いのです。絨毯だと床も暖かいし、足触りも良いのですが、お風呂場やベランダまで絨毯で、さすがに絨毯を剥がすと下地の床まで濡れていて取り替える事になりました。

結果床は板ばり、ラミネート、PVC(プラスチック)と色々と見ています。板張りにも大きく言うと2種類あり、天然の木のみの一枚板のもの、とプライウッドなどの合板を天然の木4−5ミリに貼付けてあるエンジニアーウッド。

どちらが良いのかはその使用場所にもよりますが、

一枚板の長所は、さすがに分厚いので何回もサンディングをして新しい状態に持ってくる事ができる一生ものです。勿論本物の木の重厚感もあります。短所は、全て木なので日があたると木の膨張や凹み日焼けなどに弱く隙間があいたりします。またそれも本物の良さで、サンディングすればまた新品になります。

エンジニア板は本物の木を上にはりつけてあるので、見た目は本物。でも5ミリ位の物なので、もし傷がついてもサンディングできる回数も限られていますので一生ものとはいいきれません。一回サンディングして合板がみえることも。長所は、合板がついているので、膨張や縮みなどなく安定しているという事でしょうか。

気になるお値段的には合板の種類にもよりますが、どっちもどっちです。良い合板のエンジニア板は一平米で200ドル以上する物もあります。マタイのリサイクルの木板が大体1リニアメーターで22ドルなので、3−4倍するのもあります。

また最近は中国で沢山とれる竹の床というのも入って来ていますが、竹の縮みや膨張がどんな具合なのか解かりません。

そういわれてみると、日本の実家のリビングが板張りで全く隙間があいていません。40年以上はたっていても動かずに丈夫な木、日本の大工職人技は凄いですね。何の木か母にきいてみます。

イタリア製Proparqの合板

タイルにあわせることも

木でない場合,ラミネートやビニールがあります。

ラミネートは写真でとった木の模様が合板につけてあるもの。この合板の種類が膨張し易いものが多いので水に弱い、というのが定説。ただラミネートは木よりも固いのでハイヒールや人が多く行き交う所での丈夫さが長所です。ただ日焼けで木の写真が薄れる心配があるかも。

プラスチックは日光に強い。水に強い、お手入れが楽。値段もラミネートや木よりグンとお得な場合もあります。一枚シートでお値段が安いですが、プロの業者さんにつけてもらう必要があります。

マタイの木の床とあわせてみたエンジニア合板の木板サンプル

タイルの隣にあわせてみる




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