Sunday 8 March 2015

家の大黒柱

我が家の家は100年前に作られた部分と1987年に増築された部分があります。

1927年、最初に家が建てられてから約100年、正確には88年の歴史があります。

最初のオーナーは Mr.Cook という人で、その後オーナーが幾度かかわりその度に家のインテリアや外装も変わったのでしょう。絨毯の下にはコルクタイル、オリジナルのマタイ床が潜んでいました。

今回のレノベで家を解体しています。家を壊してから新しく作る、レノベーションってそういうことなんだと実感しました。最初の1週間は解体作業でした。新築より手間がかかるというのも納得です。

屋根裏から内装まで、家をひっくり返しての大騒ぎです。もう一ヶ月が経ちましたが毎日大工さんが朝7:30から5時まで二人でやってきます。その間に、セールスや水道屋、電気屋、がきたり電話をしながらやっていたり、大工さんはただ作るだけでなくコーディネーションも大切です。勿論私との毎朝のミーティングで「今日の予定」と進捗状況を確認する事も欠かせません。

屋根を同時進行でやっているので、大工さんとの共同作業もしいられ最初の予定通りに終わりませんが,これも必要なプロセスです。

家の歴史,今回の大掛かりな作業は、私にとっても良い勉強になりました。ニュージーランドの家作り、何処でも一緒だと思ったけれどマーケットが小さく、短期的な見通しで作る事が多いので,良い、もしくは悪いと思ったらしっかりした追求が必要です。

評判リスクがどの位大切か、それをわかっている大工さん、お客様の値踏みもします。しっかりとしたコミュニケーション、何が大切かを一緒に考えるのも必要な時間。

家作り、去年は建築家やデザイナーとのやり取りで色々と決め違った刺激がありました。大工さんが簡単にデザイン通りに作るだけかと思ったら大間違い。大工仕事には柱をたてるにはそれなりの「方法」がいくつかあり、また違った刺激があります。勿論建築家とエンジニアが決めた図面通りにいきますが、リノベーションの場合建築家が見落としていた柱が見つかったり、図面通りでない部分がありその都度大工さんとエンジニアが連絡を取り追求した後のベストソルーションに持っていきます。新築のように図面どおりに行かない所の判断は大切です。

家は柱だ、大黒柱という言葉がありますがどういう柱が使われるかはとても大切。

1927年に作られた時の家の柱は全てリムかマタイ、トトラというネーティブな木の柱、30センチ以上の大きな物もあります。今回入れる柱は、鉄のもの、LVL(Laminated Veneer Lumber) 単板積層材です。このLVLの方が強度がつよく柱には適しているという事ですが、厚さには限りがあるので何枚か合わせて鉄のボルトで合わせて補強します。

LVLにも種類がありハイスパンと呼ばれる一般的なものからトルーフォームという見た目も考えられたブランドが色々あり値段も大幅に違います。大工さんと天井が見える所は見た目の良いもの、そうでない物は強度は一緒だけれどというものを選びました。

安い素材を使う事もできますが、こういう素材の判断も一緒にできているのはありがたい事です。毎週末に進行状況と素材コストのレポートが来ます。責任者が大工さんなので直ぐ質問もできるし、本当に良い大工さんに出会えた事に感謝します。

さあ明日は5週間目、柱が何本できるか楽しみです。

Renovation is clearly different from building a new house. It starts from demolition, not by building. You find something not expected in the architect's drawing. How to manage these surprises is a key for a successful renovation.

We need a good coordination with the builder, the architect, the engineer and the owner. We need to adjust the changes all the time.

The builder says, ''renovation is much more fun - as there are more challenges than new home building." As for myself, I am beginning to get used to these new challenges after a month of serious demolition with big noises. No real building yet - which requires a lot of patience for an owner but we should not hurry the builder to skip any important processes.

As everything, preparation is everything - in case of renovation, demolition & putting the right posts and beams are the most important process before a real building. What a noise though....


an image of 'Daikokubashira" (mainstay/central pillar), where is it for our house? 





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