Friday 4 April 2014

二重窓の種類と構造 (その1) 1920年代の木の窓を二重窓ガラスをいれます 

去年まで住んでいたルクセンブルグは冬、酷いとマイナス16度という事もあり毛皮とブーツ、家はセントラルヒーティングがないと生きていけませんでした。

勿論窓は二重窓にしないと、電熱費用がバカになりません。二重窓にしても屋根の断熱材がないと本当に電熱費を窓から捨てている様なものです。

二重窓や断熱材は必要経費です。最初の投資に多少かかってもしっかりしたい物です。我が家の古い1920年代の部屋の窓は木でできています。これを二重窓にするには二種類のやり方があります。一つはレトロ、この方法は窓サッシをそのまま二重窓ガラスだけを交換するもの、もう一つは窓サッシもガラスも交換するという方法。両方とも窓枠は残すのでお部屋の雰囲気は余り変わらないはずだそうです。




木を専門とする業者さんの見積もりをいくつかとり、比べた所、高いのはガラスの種類だという事が解りました。提供された窓ガラス会社は2つあり、一つはメトロテック、もう一つはヴィリディアン。二つとも大きな会社です。2重窓ガラスの断熱効果率により値段が変わるのです。




断熱効果をはかるには、U-value で大体はかれます。この数値が低ければ低い程良いのです。他にLow-E, Safety, Sound-proof, Argon gas (アルゴンガス)入りか無しか,等です。窓硝子二つをならべてただ二重ガラスにしただけでは断熱効果はありません。2重ガラスの間にアルゴンガスを入れた物を最低でも使わないと二重にした意味がありません。またセーフティーを高めるために1.5メートル以下、座って頭に当たる高さにある窓は、強化ガラスが使われます。強化ガラスも二種類あり、ラミネートもしくは車のガラスの様に粉々になる場合の物など、ラミネートの方が少し高価です。

以上、2社ともガラスの名前は違うものの、(Metro Low E Xcel = Metro, vs. Viridian Planetherm ) でアルゴンガス入りのU-Value が1.3と低く断熱効果率78%のものを選ぶ事にしました。

レトロの方が少し安価なものの余り変わらず、新しいサッシ4社のうち、インスタレーション(窓を設置)をしない所は除いて下の値段と上の値段のひらきには904ドル。上位2社の開きが30ドル。一番安い所は、工場のみオフィスがなく見積もりもメール文章のみ(他はPDF)で値段で勝負という感じです。もう一つある木の窓もお願いすると一万ドルを越す作業になるので実態がはっきりしない会社にお願いするのは少し不安です、メトログラスよりの推薦なので大丈夫だとは思いましたが。


値段が似ている所2社、一社は大きな工場をもっていて、多数の社員がいる会社。見に行きました。もう一社は見に行きませんでしたが、ドイツ人クラフトマンが率いる少人数チーム。彼はこちらにきてもう10年位だったか、奥さんもドイツ人。正直ものできちんとした感じの典型的なドイツ人気質、ハンブルグ出身。


一番値段が高いけれど、納期があえば結局ドイツ人の彼にお願いするつもりです。








2 comments:

  1. 日本の家の窓ガラスはペアガラスで、たぶん新しいお家はみんなサッシだと思うのですが、気密性が高く古い家に比べて断熱効果が全然違います。
    当然、NZでも新築ならペアガラスを使うものだと思っていましたが・・・・確認してみないと
    そもそも、そんなに種類があるとは知りませんでした。
    日本はハウスメーカーだったので、そのあたりはすっかりお任せでしたから(^^;

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  2. Mumちゃん、新しいお家は全て二重ガラス(ペアガラス)が必須だと思いますので大丈夫でしょう。ただ二重窓サッシとガラスにも種類があるのでどこのプロファイルをつかっているかを聞いた方が宜しいと思います。今日新しく窓サッシについてのせましたのでご参考にください。

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