Sunday, 8 June 2014

ニュージーランドの秋のお庭に咲くお花たち

白い小さなお花
5月下旬から6月にかけてのウェリントンが寒い時は気温10度、風速24キロから50キロにもなります。

日本ではもう段々と温かくなり半袖でも歩ける様な気候になっている様ですが、
ニュージーランドは秋、冬ごもりです。

まだ温かいはずのオークランドの友人宅の素敵なアロエベラのお花の写真が送られてきました。そのお庭のお花の写真が我が家のアロエベラのお花と一緒だったので写真をとる為にお庭に出てみました。

なかには、桜?の様なお花が咲き、春と間違えているのではないか?それともこれは桜ではなくリンゴ?梅なのかしら?と不思議に思います。


椿と紅葉の奥にみえる海

桜のように見える梅かな、満開です。

これがアロエベラ!まっすぐ天をみて咲いています。


紅葉でも満開の桜のようなお花

チクチクした葉についている赤い綺麗な小花。

黄色い菊科のお花

紫のお花。




Saturday, 7 June 2014

お風呂場改装、第一歩 = 解体

お風呂場改装レノベーションを行う最初の一歩、Demolition 解体作業をお願いしました。

BEFORE





ON THE WAY....2 Builders 2人の大工さんと、

電気屋さん、electrician 2人、配管工事屋さん、ヒートパンプ取り外し屋さん、ガス屋さん、と沢山の人がいっぺんに集まりました。




ただ取り壊し作業といっても、色々と配線がありそれをきちんと後でも使える様にしておく必要があり、簡単そうで面倒な作業でした。お昼時間にミートパイとビスケットのお菓子を用意して皆で食べました。

「昔はこうだったんだよね、今はどこにいってもお茶も出ない時があって全くつまらないねえ。」と年配の電気屋さんの一言から、

「先週末手伝いにいった友人のお家では、最後にビールもでなかったんだよ、びっくりだよ」という若手の大工さん。

以前来てもらった日本人ペンキ屋さんには日本食のメニューで良かったのですが,今回は日本食という訳にもいかず出来合いのパイでしたが喜んでもらえて良かったです。

幸い電気屋さんも大工さんもお互い知った顔で、仲良くお昼の休憩時間を過ごしてもらいました。

年配の電気屋さんは今までは個人でやっていたけれど、今は若いダンカンさんとチームをくんで会社に入ったそうです。

他にも色々、子供の話がでたりして、解体工事をしている大工さんのお子さんがマサチューセッツ工科大学院に行く話しになり、

「M.I.T.= P.H.D.=M.O.N.E.Y.」とミッキーマウスのお歌調にうたいながら卒業しても、アメリカで高給とりになってニュージーランドに帰ってこなくなったら困るなあと親心としては、嬉しいものの、とても淋しそうでした。

先週末、偶然彼の息子さんにもお会いしましたがハンサムでさすがニュージーランド大学中の理系トップだけあり、利発な好青年でした。理系の主人と専門分野のお話をすると、「MITの外国給費生にはフランス人が結構多いんだよ」といって主人もちょっと嬉しそうでした。

さてお昼休憩の楽しいひと時をすごしてもらい、またガンガンうるさい解体作業を続行。気持ちよくやってもらうと仕事も進みます。大工さんは時間で8時半から3時までで作業が終わりました。

前日、水道屋さんトムに配管を全てとめておいてもらいました。トムは今日はこなくても良かったのですが、突然現れて、「スパナ忘れちゃったから、どうかな?」といいながら作業の進み具合を見てくれました。本当に良い人です。

他に、建築家とエンジニアが来たり、ヒートパンプを移動する人、玄関のスカイライトを直すためにアルミニウムとそれを担当する大工さんが来たりと、入れ替わり立ち代わり9人もあらわれ、てんてこ舞いな一日でした。

玄関を担当してもらう予定の年配の大工さんもこの年配の電気屋さんと顔見知りで、皆知り合いなのね,という感じです。

Schedule: 
previous day 12:30 - 13:30 - a plumber Tom 前日にきた配管工事のトムさん

on the day of demolition

8:30 - builders x 2 (Ian and Will) 大工さん2人、解体作業担当
9:30 - electrician (Trevor) トレバーさん、トムさんの紹介
10:00 - architect and engineer (Darryl and Paul) 解体と関係ないけれど、建築家とエンジニア
11:00 - electrician (Duncan) & heat pump guy (I forgot the name) ダンカンさん、トレバーの上司とヒートパンプを外す電気屋さんそれだけ専門にしているそう。

12:30 - aluminium company and another builder (Lee and William) 解体と関係ないけれど、玄関を担当する大工さんとアルミの会社の人達

13:00 - 14:00 - lunch 解体組のランチ

14:00 - neighbour! 突然となりの人が家の板床を見に来て家の大工さん(彼もお願いしているので)連れて行って彼の所の今後の作業も見てもらっていました。

15:00 - finish demolition 解体終わり、最後に日本茶と頂き物の「どら焼き」を食べてもらいました。達成感と壁がなくなったので結構大きく感じるスペースができました。

さて、解体して取り外したバニティー。モダンな新しいものに変えても良いのですが、窓も木の窓にする予定、古いリムの木の風合いも折角だから残しても良いと思いこんなシンクを考えています。白(大理石)か黒(御影石)のどちらかを選べますが、とりあえずお店から黒色を借りて来て選んだタイルと色をあわせてみます。

リムの木で作られているバニティー


白いマーブルもよいのですが、タイルがグレーと白なのでニュートラルカラーの黒が綺麗です。
床と壁の色をグレーと白にする予定。月曜日にタイル屋さんに来てもらい枚数を確認してからタイルをオーダーする予定=イタリアから来るのでストックが沢山ある物を選んだつもりだけれど心配。



Monday, 2 June 2014

窓から覗いたニュージーランドとフランスの違い


お風呂場のプライバシーをどう守るかで、窓について考えてみました。

我が家のお風呂場の窓は、お風呂場に入ると一番先に目につく場所です。
見た目はそのまま綺麗に保ちたいのですが、プライバシーも考慮したい所です。

現在はミラーグラスが入っていてその上にブラインドがつけてありしまっていると窓は開けませんでした
古い窓の多いフランスのブラインド、窓に合わせた小さいサイズもあります。
現在ついているミラーグラス、外から中は見えませんがこちらからは外の景色が見えます。ただ夜になり、電気をつけると外から中が丸見えです。余り意味がありません。

ドイツ人窓職人と主人は、クリアーで良いのではないかという意見です。夜以外はプライバシーを考える事がないからだそうです。確かに直ぐ隣の家が接近している訳でなく私の方からみても向こうは人影のみなのでそれで良いかとも思いますが、一応プライバシーグラスを見てきました。クリアーを勧める二人ともがヨーロッパの男性感覚なので、他の人の意見も聞きたい所です。

実際、少し離れた隣のお家のニュージーランド人は私達が越して来て2ヶ月した頃から窓のカーテンをいつもしめるようになりました。こちらからは人影しかみえないのですが、向こうは嫌なのかもしれません。

Nothing to hide 精神でカーテンをつけないオランダ、窓にお花やレースで飾ってわざと中を見せたりするドイツ、ブリュージュ。ニュージーランドの窓事情はどうなのでしょう?

フランスの窓には花嫁さんが頭に被る素材と似たベールのようなVoilageというカーテンを普通のカーテンとあわせ、カーテンレールも二つあります。ベルギーでアパートを借りた時、外見の統一感をたもつために、この白いカーテン生地が決まっており、全ての窓に同じボワラージカーテンがつけられていました。中は見えませんが光がはります。ルクセンブルグでも隣人と申し合わせたわけではありませんが、たまたま同じ生地のボワラージカーテンになり外からみると統一感があり素敵でした。

Voilage = Voile (帆) or sheer curtain (薄いカーテン)=レースカーテン
大好きなMaduraのボワラージカーテン
ベルギー、ブリュッセルの高級住宅街とされる(Woluwe St.Pierre)では、プラスチックPVC樹脂の窓を設置する事は禁止されているそうです。木枠かアルミニウムのみ、このボワラージも白色と決まっています。信じられない様ですが、外見の統一を計るため、しいては街の外観を美しくするためだそうです。

どうもニュージーランドにはこういうボワルカーテンは流行っていない様です。隣人のカーテンは分厚そうな白いカーテン、我が家に付いて来たカーテンは全てビニールが裏にはってある遮断カーテンでした。UVを遮るためでしょうか?洗濯したらこのビニールが溶けてしまい最悪でした。このカーテン、主に寒さから守るために床に引きずってついています。よくフランスのカフェやレストランの玄関に、お客様の出入りの際に風が入りすぎない様に強いてあるあの分厚いカーテンの様です。

ニュージーランド大手メトロガラス社のプライバシーガラス、種類が沢山ありました。

色々あるプライバシーグラス

明るい方のプライバシーグラス 4mm Mistlite 曇っていても影はわかります。



玄関は最初のおもてなしの場所。光があたり明るいのが理想的です。玄関の扉の横にガラス張りで外が見える様になっているのが一般的ニュージーランド人の古いお家です。誰が訪ねてきたのか内側から見えるのは便利ですが、外から留守宅かどうか、中の様子が見えるのも物騒になりつつあるニュージーランドでは余り好ましくありません。そのため玄関のガラスをプライバシーグラスに替える方が多いそうです。

他の大きな窓には、アルミの窓と同色のロールスクリーンやカーテンが付いています。紫外線が強いニュージーランド、日光があたると直ぐ温かくなり日差しも強いので透けて見えます。家の中でサングラスをかける事もありあます。

タイルを見て来たついでに、ブラインドを見てきました。

PVCで出来たもの、木でできたもの、両方ありました。本物の木の2分の1という値段のプラスチック製、それでも3万円はします。150センチの長さ。もし50センチの物を3つと分けると、一つ150ドルx3で、4万円位とのこと。

フランスで29ユーロ、
こちらでは150ドルってどういう事?


ベルギーに住んでいた時に窓のブラインド、確か30€もしなかったと思います。5倍の値段です。最近、ニュースでニュージーランドの物価の高さがでていましたが、確かにこちらでは、フランスやドイツで「普通のもの」が「高級品」となり3倍以上で売られています。

たまたま行ったお店が高級だったのかわかりませんが、どうも欧州で「普通の物」が高く売られている様です。
Store voilageと呼ばれる薄い生地のブラインドカーテン。フランスでは35€。





Friday, 30 May 2014

中古リフォームの制限と妥協


中古物件のリフォームデザインする時,全く新しいお家だったらまっさらのキャンバスに好きな様に描く事ができます。が、リフォームの場合、色々と「制限」があります。

予算が許せば総取り替えで、窓も壁も壊して全くの新しい空間を作る事も可能ですが、リフォームの場合、「妥協」も必要です。

リムの木のバニティー
日本式のお風呂も夢でしたが、我が家の窓と天井がリムの木でできていてウェットエリアで囲うのは天井を壊し総防水タイル張りにする事になります。バニティーもお揃いのリムの木です。

もう少し言うと、家全体がニュージーランド特有の木、リムとマタイの床で出来ています。

建築家がデザインしたキッチンもリムの木、その頃では高価な作りだったと思います。それを全て取り壊すのは、もったいない気もしますし、木の家のそれなりの良さを残そうと思っています。

天井にリムの木がはってあり、特徴を出しています。

まず白く塗ってあった木の窓をサンディングして無垢の木に戻します。サッシは新しい木枠で二重窓をオーダーしました。まだ入れていませんが、サッシも木になれば、木の統一感がでるでしょう。この埃が酷かったです。

今のガラスはミラーグラスで中が暗い時は外から見えませんが、中で明かりを灯すと丸見えです。前のオーナーはこの上にプラスチックのブラインドをつけていましたが、ボロボロだったので捨てました。聞くとミラーグラスはとても高価だそうです。木のクリアーガラスの二重窓は既に高価なので、ミラーグラスにするのは予算的に難しそうです。

リムの木の枠に檜サッシになる予定
左の窓からは海の眺めが見えるので、透明クリアーガラスを入れるつもりですが、真正面下3パネルは、お隣さんから見えるので、不透明ガラスをいれるか、クリアーでブラインドをつけるか、迷っています。プライバシーについては長りそうなので次の項に持ち越します。

天井と窓にリムの木を残す決定を下したので、リムの木のバニティー(化粧台)も残した方が統一感がでるし、トップやシンクをモダンに変え有効活用できれば経済的にも一石二鳥。引き出しの方が便利ですが、そこは「妥協」です。

このバニティーのトップをサンディングもしくは石の台にして、白いシンクにしたら綺麗なるのではないかしらん?と思っています。
鏡は良いけれど、左のバニティーはいかにも80年代、レトロ。
来週、ビルダーさんに現在の特別防水シートをとり外し、タイル張りにする準備をしてもらうつもりです。最初のステップは、お風呂とシャワーの撤去=「破壊」です。専門バスルーム業者に頼めば、トータル幾らでやってくれますが、「考える時間」と「ビルディング許可申請時間」も必要なので、現在となりの家に来ているビルダーさん(時給55ドルとアシスタント47.5+GST)にお願いしました。大体1−3日間かかるとのことです。

隣のお家で今フローリングを担当しているビルダーさん、先日お昼時間に仕事を見に来てもらいました。普通のビルダーさんは、まとめて幾らみたいな固定費をとる人が多いのですが、彼は時給、材料もレシートを見せてそれに10%乗せた料金を私達が払うという仕組み。材料費が実費でなく10%上乗せなのは、彼の割引率がとても良いからだそうです。

ビルダーさん選びは、信用が重要です。色々とお会いした中で良い印象を得た彼、聞くと息子さんがMIT(マサチューセッツ工科大学院)のPHD博士号のスカラーシップをとったとのことでクリスマスにアメリカに彼を訪ねて一ヶ月行くそうです。MITといえば、クルーグマン経済学者や優秀な科学者を多く輩出している超一流校、彼は照れながら、「It's funny but my son got a scholorship at MIT」ってそれとっても凄い事です。

以前登場した水道屋さんトムさんとも仕事を何回も一緒にしていて、バスルームをお願いするチーム編成としてはまずまずです。タイル屋さんにも彼にバスルームをお願いしたといったら、Excellent と喜ばれ、なぜかというと彼はとても良い水道屋さんをしっているからという事でした。ビルダーさん曰く、トムは「Gentleman plumber」だそうです。

中々上手く決まらない屋根屋さんの事を聞くと,「屋根やさんは人を安く傭っている、だから彼らの仕事を全ては信用できない、Pさん(私が今見積もりをもらった人)と働くのは、彼以外がもっと信用できない奴らだからだ。ビルダーの方が丁寧に屋根を替える事ができるんだよ。」とのお言葉。日本やドイツと違い、職人気質、餅は餅屋ではないニュージーランドを感じさせるお言葉でした。

今日夕方、彼からメッセージで隣の作業が長引いて水曜には行けないけれど木曜になりそうだとのメッセージが来ました。タイル屋さんも水道屋さんも週終わりの方が良いらしいので「No problem」とお答えしました。

さて月曜日は休日、長い週末です。重い腰の主人をつれて一緒にタイルを見に行きます。


Wednesday, 28 May 2014

空間の使い方、フランス、日本の場合、ニュージーランド?

長年住んだ欧州からこちらに来て半年たち、「スペースの使い方の違い」について学んでいます。自分メモのつもりで忘れかけているフランスの普通を書いてみました。

お国違えば、文化が違い、部屋の呼び方も使い方、コンセプトも違います。

le salon avec cuisine ouverte = open kitchen = オープンダイニングキッチン

台所,ニュージーランドはオープン、フランスでは別部屋がほとんど。オープンキッチンは「サロンと一緒のオープンキッチン」と長く説明文になっています。そういうコンセプトがなかったからでしょう。

la cuisine = kitchen 台所
le salon = lounge or living room 居間 リビング
la salle a manger(食べる部屋) = dining room 食堂 ダイニング 台所とは別の所
la salle de bain (浴槽のある部屋) = bathroom お風呂場
le bibliothèque = library 書庫、勉強部屋
les toilettes = toilet お手洗い
la chambre = bedroom 寝室
les pieces = rooms 部屋
le coin repas (食事の角)= breakfast corner 家族用食卓(台所の中)
foyer 温かいお家、home sweet home.
entree = entrance 玄関
couloir = hallway = 廊下

フランスの家の言い方も、いくつかあります。Maison, Foyer, Chateau, Chalet, etc...

フランス語の部屋の言い方は、それぞれの用途がはっきりしている事が多いです。「◎◎の部屋」Salle がお部屋。

でもリビングだけは、Salon サロンです。

サロンに人をお呼びするのが大好きなフランス人です。サロンは日本の床の間にあたり綺麗にしていつ人を御呼びしても良い様な雰囲気になっています。床の間に掛け軸がかかっているような正式さも含めています。サロンは「お家の顔」です。

玄関の後に通されるお部屋がサロンです。その時けっして台所は見えません。

ニュージーランドではキッチンが見えるのが当たり前。キッチンが「家の顔」なのでしょうか。

日本の家の顔は、玄関でしょうか?それとも床の間?最近は解りません。

フランスのお家では、家にお呼ばれする事が最高のおもてなしとなります。
初対面だったら、お茶やアペリティフ、お食事にはお呼ばれしないかもしれません。

でも食べる事が大好き、気軽に色々な形の「お呼ばれ」を楽しみます。

この場合、大抵「サロン」と呼ばれるお部屋で行われます。
サロンに、用意したお菓子とお茶で歓談を楽しみます。お花も飾ります。

Mondaniteと言われる社交ゴシップやお喋りをするのもこのサロンです。

サロンでは、日本でいう掛け軸や生け花を褒めるのと一緒、フランスでは、絵やお花、美術品を褒めたりして家の雰囲気を楽しみます。

夕方から夜の初めにお呼ばれするアペリティフの場合は、お客様が来てから、何を飲むか聞いてサロンにあるお酒の棚から、好みの飲み物をお作りしてお出します。

ホストは、ウィスキーを氷と一緒に飲む人もいるかもしれないので、氷やソーダ水はサロンに用意しておきます。大概キッチンは別の(遠い)場所にあるので。

ニュージーランドではキッチンがサロンにあるので事前に用意する必要がありません。

食前酒ですが、お食事まで御呼びしていない場合は、大体お客様のお好きな飲み物をリクエストされてからお出しします。付け合わせにナッツやチーズ、本当に軽いものを用意します。

もしディナトワー(dinatoir)と呼ばれる、軽食もでるお呼ばれだと、プチフー(petit fours sales)と呼ばれる小さいシューの上にチーズやサーモン、フォアグラを乗せたカナッペやパンスープリーズ(pain surprise 軽いサンドイッチ)などの軽食も出たりします。綺麗な手巻き寿司など喜ばれます。

正式なディナーのお呼ばれと違うのは、サロンでそのまま食べ続ける事でしょうか。

アペリティフだけの場合、お客様は大体2時間位したら、「そろそろ」といって帰ります。時間帯は6時位から8時半位までのお呼ばれでアペリティフの場合は、遅くまでいてはいけません。

もしディナーにお呼ばれした場合は、まずアペリティフ(食前酒)から入ります。シャンペンが振る舞われたり、お客様の好みによって軽い一杯が勧められます。ナッツやオリーブと軽いお飲物です。

ここまでがサロンで、初対面がいたら紹介をかねて、ゆっくり皆が集まるまで「次のステップ」への期待を高めます。

さてディナー。ホステスが、「passez a table」といって綺麗にセットされたテーブルに移ります。出来れば、セットされたテーブルが別のお部屋、見えない方が、お呼ばれされた人達への期待を高める事ができ、ちょっとした感嘆を得る事ができます。

フランスのディナーは、l'art de la table といって一つの「美学」になっています。クリスタル、カテラリー、お皿、それぞれお食事のメニューや季節にあわせて、ナップ(テーブルクロス)や食器をかえ、趣向を凝らします。これはフォーマルなディナーの時は勿論、家族だけや親しいお友達をお呼びする時にも、気をきかせます。

春だったら桜の木をきってどーんとテーブルに置いても良いし、秋の紅葉を散らしても、それこそ折り紙をおったものを置いても、試行錯誤されます。

これは日本の和食器もそうです。おせち料理はお重にという感じです。

ディナーセットが素晴しいからといっても食事の席はまったくカジュアルな運びでクールにいつもの通り行われます。別に正装して行く必要は全くありません。普段着です。ノエル(クリスマス)でもない限りネクタイはしません。

ニュージーランドではカジュアルでも、夜に呼ばれると正装やドレスをお召しになっていらっしゃる方もいるという事をききました。本当かしら?文化の違いを感じます。

フレンチにとって、お食事に御呼びするという事は、前日から、席順(ホストが決めます)、メニュー、お皿やテーブルクロス、事前に色々と考えてお呼ばれされる方も呼ぶ方も楽しみます。親しい仲だったらメニューをきいてそれに合うワインを持っていく場合もあります。ただとっておきの赤をあける時は、事前にデカンタにいれておく必要があります。お食事にワインの一本、チョコレート、お花のお礼は喜ばれます。

お料理は別に全部手作りでなくても、ピカール(picard.fr)という優秀な冷凍食品を併せても全くかまいません、美味しいお料理であれば買って来た物を組み合わせて構いません。ピカールの冷凍食品、美味しくてとっても便利でした。

パリでは有名どころや誰も知らない所の美味しいケーキやチョコを持っていくのが流行っていました。お料理に時間はかけたくない、でもl'art de la tableは楽しみたい、賢くお惣菜を組み合わせて出すのも感心されます。美味しいもの発掘情報は貴重です。

おもてなし文化、ちょっと日本と似ていると思います。

フランスのお食事は、美学、美術品です。日本の懐石もそうですが、目で楽しみ、舌鼓を打つ、お食事の哲学は日本文化と共通しています。

私も大好きなテーブルクロス、お皿にお揃いがあるとは知りませんでした。
フランスでも家が狭くなり、サロンの中にあるキッチンも多くなってきました。
キッチンは一体化した家具の様になっています。

お茶やレストランへのお呼ばれはありましたが、

まだニュージーランド人のお家のディナーにお呼ばれした事がないので、本当の文化の違いは良く解りませんが、キッチンのレイアウトからいって l'art de la table とはとても違う様な気がします。

ニュージーランド人は表面的にはオープンでも、実は少しシャイなのかもしれません。台所をいつも綺麗にしておくのは大変。キッチンが家の一等地にあるせいか、片付けにも時間がかかり孤立した「サロン」がないので、お家に人を呼ぶのには不便な構造かもしれません。

と、考えるのはまだニュージーに慣れていないせいでしょうか。

まだ色々と文化のギャップを学んでいる所です。

(フランスの雑誌からの切り抜きのオープンキッチンスタイル)
「郷に言っては郷に従え」オープンキッチンを作る予定です。







フランスの家にはそれぞれ名前がついていました。
お家は、メスニー La Mesnie 昔のフランス語で家という意味だそうです。
山の家は、La Beliere オスの羊という意味、ヤギがいるから。
夏の家は、ジラドー Lou giradou (= girouette) 風見鶏が屋根の上についていたから。

名前がなくてただ maison d'ete 夏の家, maison de compagne 田舎の家とも呼ばれている事もあります。フランスの休暇はとっても長く家族が別の家で集まる時でもありました。ニュージーランドからは遠くすぎていけません。

さてニュージーランドのお家はなんと名付けましょうか?

このシンクがきました。
Blanco Modex 60 sink








http://myparttimeparislife.com/2013/09/20/la-cuisine-parisienne/

Friday, 23 May 2014

ひのき張りのお風呂場

日本の檜風呂、ひのき張りのお風呂は最高級のリラックス空間。

木のぬくもりがつたわります。




日本ではひのきのお風呂場をつくる業者が結構あるようです。

ここまで総檜はりとはいわないけれど、木をお風呂につかうのは日本人独特、とおもっていましたが、こちらニュージーランド人も木が大好き。



お風呂場に木の窓。今の窓はそうなのですが、そこを便利さからPVCかアルミニウムに変えようとと考えていましたが、結局木の二重窓にします。

値段的には高くなりましたが、アルミをいれると全く違う雰囲気になり、現在の天井も木、折角のベイウインドウのよさを保つ為に木を残す事にします。

古い家、全てを総入れ替えするのではなく良い所は残したデザインを考えるのは新しいものをつくるより難しいです。



100年前の家に増築して作られた部分のはずであるこのお風呂場は、バンガローやヴィラ時代の特徴があるベイウインドウになっています。全くモダンにして単調な部屋にする事も出来たはず、でもその頃の建築家も古い伝統を保ちながらのアイディアには頭を悩ませたに違いありません。天井にや支柱とバニティーもリムの木でできています。これはキッチンも一緒ですが、この木の家の良さを象徴としています。

現在のお風呂場の窓,一部右側にアルミニウムを入れていますが、
全く雰囲気があいません。

今この窓は白く塗ってあります。

そとからみるとこんな感じでした。下の屋根と上のベイウインドーの間に隙間があったのですが、今はそれを埋めてもらいました。水がたまって良くないので。