Thursday 6 August 2015

ヒートロス計算値と温水パネルラジエーターの関係

暖房器具でどのくらいの断熱料をもつラジエーター(もしくは他の暖房器具)を設置したらいいのか?それを計算するのがヒートロス計算だそうです。

部屋の容量(M3)にたいしてどの位のkW料のラジエーターが必要か?この計算を専門家がしてラジエーターの大きさを決めます。

ヒートロスと呼ばれる様に、温めるために必要なkW数ではなくその部屋の断熱材や二重窓など色々な要素により部屋の大きさだけでは決められない数字だそうです。

今回セントラルヒーティング専門家イギリス人のジェームスさん、私が
「この部屋の壁が小さいから小さめのラジエーターにしてくれないかしら?」というと、

「それでは部屋が温まらず快適に過ごすためにはどうしても60x100センチの大きさもしくは2つラジエーターを入れないと快適温度を保証できません。」と頑固です。

「温まるのがおそくてもいいから小さめでは駄目?」というと、

「部屋が暖まってもヒートロスがカバーできずに温かいと感じなくなってしまう」

という事なので、家具をずらして一メートルの場所をラジエーターに譲る事にしました。

彼も安心、「これできちんと温かく心地よい空間がもてますよ。」ですって。

温かさの保証を主張している彼の意見、色々な計算法がでていますが彼がどういう計算でヒートロス=この容量になっているのか私には解りませんが専門家にまかせます。彼の評判は7年前に彼から取り付けたビルダーさんの友人(家の改築で一番良かったと思っていると絶賛)と輸入元からのお墨付きという事で信じる事にしますが、さて本当に家全体が温かくなるのか?

ルクセンブルグの家では窓下に全てのラジエーターがついていました。それでも温かくならないときも、これは古いラジエーターのせいと家の天井の断熱材インシュレーションがちゃんとしていなかったのが原因でしょう。パリの家ではラジエーターの大きさは小さくても新しいタイプのラジエーターだったのと設定温度を高くしていたからか、温かかったです。

「ヒートロスと戦って家を温かくするので、断熱材は最高に大切」とのお言葉。

しかしパイプを家の壁中通すって大変な作業です。今日は2日目ですが明日もまだきて圧力テストもするそうです。家中穴だらけで落ち着きません。

家具をずらしてラジエーターの位置を確認




天井裏はピンクバッツ(断熱材)の山
沢山のPink Batts 断熱材、屋根裏用。


奥に見えるピンクパッツに上からベニヤ板を敷き、階段もつけてちょっとした小部屋になった屋根裏です。


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