Friday, 10 January 2014

水漏れ、さあ大変どうしよう?

ニュージーランドの家は木造りが多い。

ヨーロッパの石造りの家より構造がしっかりしていない。

それは地震、自然、石がとれない?等色々な理由があるが、日本の昔の家と似ている。

ただ違うのは、日本の昔の家のようにモルタル構造ではなく、ウェザーボードと言って,木を重ねていってつくる構造になっている。

このウェザーボードの木の家はしっかりした構造になっている。1995年以降大流行したコモルタル構造の壁の家よりも人気がある。大体雨の多いニュージーランドではモルタルの壁では湿気をすってしまい、年月が経つと雨漏りや、壁がよわくなってしまう。

そういった構造の家をさけてウェザーボードの家を購入したつもりだった。

が、しかーし、前のオーナーが後から作ったベランダの下の壁をパイプ配管のためにウェザーボードを一部外してしまっていた。

そこの壁は普段上に床があるので雨は直接あたらないが、コンクリートがむき出しになっている。配管工事をしたので、ウェザーボードを戻すのが面倒だったのか、剥がされたウウェザーボードもそのまま横においてある。心配だったので、家購入後直ぐにその壁のシリコン防水加工をしてもらった。

だから大丈夫なはずだった。

が、昨日の南側のはげしい雨。ここ数ヶ月、何回も大雨が降って問題はなかったのだが。

南に面している壁、風が強かったのか、雨がそのコンクリートに当たって、
処理があまかったのか、水漏れしてしまった。

あまり歓迎できない新しいチャレンジだ。(泣)

早速以前直しをいれた業者にきてもらう。こっちの人は職場に子供を連れてくる人が多いが、彼も子供をつれてきた。まあ、夏休みだし直ぐ来てくれたし、別にかまわないんだけど。髪の長い可愛い13歳の女の子は『裸足』だった。

夏になると、通りで良く裸足の人をみかける。先日ひっぱがしたウールカーペットをトレードミーで売ったら、4人家族の内、2人が『裸足』だった。

カーペットをゴミにだすと、重いから持っていくのも大変、費用もかかるので、状態の良いカーペットを破格(50ドル以下)で引き取ってもらった。彼らはとても喜んでいた。何だか良い事をしたと思えてこっちも嬉しくなった。

家の中の『裸足』は気持ちがいいが、町の中を裸足って、ちょっと痛そう。

昔、義理の両親が住んでいたフィジーに行った時、空港に向かえにきた運転手兼事務員がスカート(フィジーの正装は男でも巻きスカート)をはいてきた。その時は靴をはいていたが、後で義理の父に、彼は靴を机の上において『正装をするときだけ靴を履く』という事を聞いて相当ビックリした事を覚えている。外国からお客様がよく来る職場だったので、靴を数足支給して履いてくれとお願いしても中々履いてくれなかったそうだ。

フィジーだったらわかるけど、ニュージーランドで『裸足』の人に、靴が買えないからはかないのか、気持ちがいいから靴を履かないのか、失礼にあたりそうで聞けない事実だ。

主人曰く,オフィスでも靴を履いていない人が2、3人いるらしい。日本のおじさんも会社で「サンダル」を履いてるのをドラマでみたから、それと同じ感覚なのかもしれない。

確かに裸足で家の中を走り回るのは気持ち良い。もうパンプスは履けない足になってる。

と、横道にそれたが、その業者曰く、

『建築家の指示通り、下の方を重点的に防水したけど上は塗らなかったよ。』と建築家のせいに?それじゃあ、建築家の指示通りのButynolという素材の防水の種類は?聞くと、

『Butynolあれ 300ドルもして高いからEquusを使ったよ、これも大丈夫。』って、

請求書は4千ドルだった。300ドルが高いからって、一言違う素材を使うんだったら言って欲しかった。後で、請求書をもう一回見直したら、シリコン素材に380ドルかかっていた。プレースメーカーから購入した砂利が千ドル、他は人件費。5日間の仕事。

あの時は、時間もなかったし知識もなかった。

今は時間はたっぷりあるし、知識も、色々なビルダーに会ったり素材の種類もバニングで防水加工についてきいて、少し蓄えたつもりだ。

『僕だったら直ぐに内壁をとっぱらって、工業用の扇風機を借りてきてでかわかしてあげる、外壁も上の方のウェザーボードを外してどこから漏ってるかみてあげるよ、大体500ドルあればたりるよ』

「原因をさぐるだけでしょう。直しはどうなるの?」と私。

『それは、もし配管だったら水道工事や、新しいシリコン加工が必要だったらシリコンか工業を呼ぶよ、全部コーディネートして直してあげるよ、いくらかかるかは、直す箇所によって違うから言えないね。君は良いお客様だから、僕の時給50ドル+GSTと安くしておくよ。ご主人さまと相談してみて。』って、

裸足の女の子が私をじっとみている。

家のシャム猫が「ミャアミャア」とその女の子に絡み付いている。猫に触りたそうな女の子に猫を抱っこさせる。とりあえず、相談してみるといい、その場は帰ってもらった。

その後、ウェッブで漏れについて調べる。配管や屋根をやっている業者にも聞いてみる。
近くのバニング日曜大工店に行って防水加工の素材を調べる、ついでにペイント購入。

近くにThermal Imaging で水漏れの原因を探る業者を見つける。

連絡すると、壁を壊さずにハイテクカメラFlir T400 で原因追及をしてくれるらしい。

この動画に説明がある。
http://www.youtube.com/watch?v=ntuTsB7tuJs

ハイテク好きの主人は、早速来てもらう事に決定。

家のメンテは時間、知識、と費用もかかる。

毎日忍耐力を試されているような錯覚(いや現実?)におちいるが、

穏やかな海ととっても幸せそうなシャム猫トラをみてると、勇気もでてくる。

さあ、頑張ろう。

(ルクセンブルグから10日間の検疫期間を経て連れてきた猫、家が大好き。特に階段の上り下りが珍しいらしい。毎日デレーっとして寝ている、この景色と猫をみるとさあやろうという気持ちに。)














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