http://frenchfilmfestival.co.nz
今年もフランス映画祭がやってきました。最初はエアフランスの招待があり、去年もいきましたが、ニュージーランドにいて最近はフランスのけだるい映画がかったるくなってきました。
とはいいながら、昨夜も映画をみて夜中に帰宅。久々に夜中の1時半に就寝。
昨日の映画は、Microbe et Gasoil (ちびとガス臭)とタイトルからして学校で浮いた存在の14歳の男の子達の冒険を描いた映画。監督が(フランスだけ?)有名なMichael Gondryの作品なので見に行きました。ベルサイユ育ちの彼の思い出も入ったノスタルジックな作品。
(内容)ベルサイユの学校に転入してきたアンティーク店の息子テオはガソリン臭いからガス(臭)とあだ名され、「アメリー」(フランスで大ヒット映画)で主役を演じたオードリータテューが愛しすぎる母役、その息子は女の子にちびで女の子に良く間違えられてミクロブ(黴菌とかちびの意味)のあだ名を持つ。二人ともクラスで浮いてる存在。全く違う家庭環境の二人が夏休みにした冒険コメディー。笑える、泣けないが、ありえそうで今はない非現実的なフランスの長いバカンスにおこる、懐かしい時代のセンチメンタルな映画です。
最近のパリ郊外の学校はもっと暴力、移民,問題多しでこんな事が現実にはおこりませんが、なんだかニュージーランドの夢ある子供たちだったら、ありそうだな?と思ってしまったのは私だけかも。
フレンチエスプリの効くフランス映画。ちょっと懐かしくて楽しめますが。最近共感や良い懐かしさを感じなくなったのはもうここにきて3年目だから?
厳正に言うとフランス語圏の映画、ベルギーやカナダの監督もあります。
視野を広げると思ってお時間があったら、是非どうぞ。共感できない事、なぜ?と思う事もあるかもしれませんが。
他見に行ったのは,フランスをある意味で代表するファッション業界での映画。
CHIC = 典型的な仕事優先人間、ある意味で特権階級のファッション業界の女性が「ライフスタイル」自分を発見する映画。名優ファニーアダン(66歳でも色気たっぷり)とモナコ育ちのサラブレッド女優演じる秘書と典型的ファッション業界男子。理想の職を得たお嬢様、仕事一番で過ごして来た自分。実は個性があるのに上からのプレッシャーで抑えていて本当の自分がわからない、絶対あり得ない庭師いえランドスケーパーに恋してしまい本当の自分をとりもどす、というお話。ファッションのお話だけど実は「ラブストーリー」なのか?「ファッション業界の空虚」を描いているのか?まあフランスではありそうな「価値観のギャップ」を描いた映画でした。
毎週ミラマーのRoxy Theatre では火曜日半額という事もあり、映画をよく見に行きます。キングコング、スターウォーズ、マース,007、ビックショート、の様なスピード感のある刺激映画もいいのですが、こういった「色鉛筆感覚のフレンチ映画」もたまにはいいかもしれません。ちなみにたまーに女優さんとか監督さんとかもいるここのレストランもお勧めです。
フレンチ映画、後幾本かみにいくつもりですが、案外フランス人がいなくてびっくり。私もそうですが明るいニュージーランドではもう暗ーいフランス映画はみたくないのかもしれませんね。
ウェリントンでは日本大使館主催の日本映画祭(無料で嬉しい)やインターナショナル映画祭、があり欧州にいた時よりも新しいジャンルの映画が発見できます。
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