Thursday, 2 October 2014

日本の漁業とニュージーランドのお魚

先日ニュージーランドのお魚がとても美味しいといいましたが、二百海里、排他的経済水域がほとんど一緒の日本の漁業と比べてどうなのかとおもい、日本の状況も調べてみました。

この資料をみるとニュージーランドの輸出量は84%となっていますが、以前みてみたニュージーランド2013年の資料では輸出はもう少し低い数字になっています。


バブルで需要が高く乱獲がひどく行われたといわれる日本の水産業はを1986年をピークに水揚げ量が減っています。でも減っているといっても生産量559万トン(5,592,000)は まだニュージーランドの水揚げ量42万トン(養殖を含まない2013年の数字)の約10倍以上にもなります。


















      単位:トン】
      順位国名2012年
      1中国70,368,028
      2インドネシア15,422,366
      3インド9,076,778
      4ベトナム5,942,3001
      5アメリカ5,557,882
      6ペルー4,917,402
      7フィリピン4,868,649
      8日本4,816,668

      36ニュージーランド542,085


ニュージーランドでは2014年商業的漁業向けの漁獲規制量(Total Allowance Commercial Catch) が656,618トンと漁獲規制があり、それ以上とってはいけない事になっています。これはノルウェーや他の外国でもそうです。乱獲を防ぎ将来の魚の漁場に卵を残すためです。この数字自体が日本の水揚げより随分小さいのです。ニュージーランドの漁業は、日本とは比べ物にならない位漁獲規制が厳しくされています。多くとられる日本のお魚は、市場に手軽なお値段で魚を提供し、私達を喜ばせてくれます。でもその裏にはとりすぎ、価格の低下、将来の漁業に不安を残してしまいます。ニュージーランドのお魚は決して安くありません。

ニュージーランドでは需要が少ないのでまだ魚が調高級食品というわけではありませんが、とる量が限られて漁業が守られているので利益の高いビジネスだそうで若い人も従事しています。それに比べて日本の高齢化、漁業の低賃金化は供給が大きすぎるきらいがあるのではないでしょうか。

下記は、各国の漁獲量順位です。





日本の魚テレビで乱獲の事を説明されているのでもし興味があったら見て下さい。

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