この資料をみるとニュージーランドの輸出量は84%となっていますが、以前みてみたニュージーランド2013年の資料では輸出はもう少し低い数字になっています。
バブルで需要が高く乱獲がひどく行われたといわれる日本の水産業はを1986年をピークに水揚げ量が減っています。でも減っているといっても生産量559万トン(5,592,000)は まだニュージーランドの水揚げ量42万トン(養殖を含まない2013年の数字)の約10倍以上にもなります。
- 単位:トン】
順位 | 国名 | 2012年 | 注 |
---|
1 | 中国 | 70,368,028 | |
2 | インドネシア | 15,422,366 | |
3 | インド | 9,076,778 | |
4 | ベトナム | 5,942,300 | 1 |
5 | アメリカ | 5,557,882 | |
6 | ペルー | 4,917,402 | |
7 | フィリピン | 4,868,649 | |
8 | 日本 | 4,816,668 |
36 | ニュージーランド | 542,085 |
ニュージーランドでは2014年商業的漁業向けの漁獲規制量(Total Allowance Commercial Catch) が656,618トンと漁獲規制があり、それ以上とってはいけない事になっています。これはノルウェーや他の外国でもそうです。乱獲を防ぎ将来の魚の漁場に卵を残すためです。この数字自体が日本の水揚げより随分小さいのです。ニュージーランドの漁業は、日本とは比べ物にならない位漁獲規制が厳しくされています。多くとられる日本のお魚は、市場に手軽なお値段で魚を提供し、私達を喜ばせてくれます。でもその裏にはとりすぎ、価格の低下、将来の漁業に不安を残してしまいます。ニュージーランドのお魚は決して安くありません。
ニュージーランドでは需要が少ないのでまだ魚が調高級食品というわけではありませんが、とる量が限られて漁業が守られているので利益の高いビジネスだそうで若い人も従事しています。それに比べて日本の高齢化、漁業の低賃金化は供給が大きすぎるきらいがあるのではないでしょうか。
下記は、各国の漁獲量順位です。
日本の魚テレビで乱獲の事を説明されているのでもし興味があったら見て下さい。
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