Friday, 31 October 2014

建築許可提出にいたるまで

ニュージーランドに来てこの家に越して来て一年たちました。

やっとカウンシルに提出する建築図面ができあがり今日ようやく建築許可提出となりました。その間色々な問題がおこり、必然的に建築規則や家の構造を勉強し、家への愛着もましました。

建築家と最初にやり取りを始めたのが5月、7月頃には終了だと思っていたのは甘い考え、様々な事件がありました。建築家とエンジニア両方とのミーティング数回、家に来てもらう事数回、図面の書き直し数回、数えきれないメールや電話のやり取りの後,水曜日の締め切りを気にしたのか夜明け3時半に建築家からの最終図面と請求書が届きました。

たまたま目がさめていた私も25枚ある建築最終書類に目を通し、数点の直しをいれメールを返し朝振り込みとお礼のメールを入れました。改めて午後電話を入れると最終段階でこれから申請提出にカウンシルにいくと言うので一緒に行った方が良いかしら?ときくとそれは必要ないという事でお任せいたしました。通常20日、質問があるともっと伸びるという事です。

一番最初に手がけたいのは、2階のバスルーム。

家の構造がよくわからなかった以前,綺麗な見た目と素材に惹かれてイタリアンタイルを購入、重さが1トン近くという事で、階下の支柱が心配になり柱を鉄で強化しました。

建築家は強化は必要はないと言いましたが、エンジニアを雇い重量負荷計算、ギリギリ大丈夫との結果でしたが、心配なのでエンジニアに強化方法図面と重量不可計算をもらい、ビルダーに鉄の柱を強化してもらいました。

エンジニアが書くカウンセル用の図面にはPS1という名前がついていて、施工が終わると最終CheckとしてPS4という書類をエンジニアがサインします。今回の施工は建築許可がいらない施工でしたが用心をしてエンジニアに施工後もCheckしてもらいました。ビルダーも彼の設計図をみながら不明な点は途中で電話のやり取りをして施工に入りました。

最初同じイタリアンバスルーム店でみた石のバスタブを買おうと思いましたが、2階にあるので、これまた用心をしてまだ軽めの人工石のバスタブに変更しました。石は重いのです。

全部のバスルームに使うものアイテム数は30以上、忘れずに全て用意しなければいけません。調度町中の水管工事店でセールがあるという事で早速みにいき、足りないものを揃えます。キッチンが終わったら今度はバスルームのアイテム揃えです。

「今回はありがとう」と建築家との電話で、バスルーム防水機能に関し「アトランティスのとオールプルーフどちらが良いのかしら、やっぱりタイル業者によるわよね。」と世間話をすると、「僕もバスルームをしようとおもっているんだけれど、誰か良い施工業者をしらないか?」といわれ「建築家だから沢山しっているでしょう?」というと「僕もそう思ったんだけど、結構難しいんだよ、君用心深いしよくしっているから誰かしらない?」って(驚)

こんな良いお天気の中お買い物,庭仕事が出来なくてとても残念でした。

Wednesday, 29 October 2014

ニュージーランドで薔薇 2 Crepuscule 黄昏という名の薔薇


クレプスキュル Crepuscule - by Francis Dubreuil (France, Lyon 1904) Early Hybrid modern rose




Cecil Bruner を作った薔薇職人もリヨン出身のフランス人だったけれど、この薔薇職人もリヨン出身。リヨンは絹工場が発達した土地、義理の曾祖父の家も代々絹工場をもっていました。Dubreuil も最初はテイラーとして働いていたが、その後腹職人に転職したそうです。
彼の孫が、Francis Meilland, wife of Antoine (Papa) Meilland. 有名な薔薇職人だそうです。

花はリピート、色がアプリコット、扱い易いとてもお勧めの綺麗な薔薇だという事で玄関前のアーチにツタ的にはわせる予定。棘もそんなに無い方です。こういう風になるには、何年かかるか解りませんが,楽しみです。お店の人も一番のお勧めという事で選びました。


The French breeder Joseph Pernet-Ducher initiated the first class of roses to include genes from the old Austrian briar rose (Rosa foetida) with his 1900 introduction of 'Soleil d'Or.'[4] This resulted in an entirely new colour range for roses: shades of deep yellow, apricot, copper, orange, true scarlet, yellow bicolours, lavender, gray, and even brown were now possible. Originally considered a separate class, the Pernetianas or Hybrid Foetidas were officially merged into the Hybrid Teas in 1930. The new colour range did much to increase hybrid tea popularity in the 20th century, but these colours came at a price: Rosa foetida also passed on a tendency toward disease-susceptibility, scentless blooms, and an intolerance of pruning to its descendants.




Reference:
82 favorite votes.
Average rating: EXCELLENT-.  
Apricot or apricot blend Noisette.
Registration name: Crépuscule
Bred by Francis Dubreuil (France, 1904).
Noisette, Tea Noisette.  
Apricot or apricot blend, ages to deep yellow .  Strong, sweet fragrance.  Semi-double to double, cluster-flowered, in small clusters bloom form.  Blooms in flushes throughout the season.  
Tall, bushy, climbing, well-branched.
Height of 6' to 12' (185 to 365 cm).  Width of 5' to 10' (150 to 305 cm).


http://www.helpmefind.com/rose/l.php?l=2.1366

Monday, 27 October 2014

桜の暫定と健康診断、ヤマヒコノリ

お庭に樹齢10年はたっていると思われる桜の木があります。去年越したときからありますが、ほったらかしにされていましたがとても綺麗な桜を今年は見せてくれました。

上に伸びた枝やゴチャゴチャした枝を整理するために初めて桜の暫定をしました。
桜の木は害虫や切り口から病気にかかりやすいので、昔から「桜切る馬鹿、梅切らない馬鹿」ということわざがあります。傷口に塗る融合剤を購入して切ります。

融合剤は、赤い液なので赤チンをぬったみたいです。昨日塗り今日は雨なので落ちていないか心配です。

前:ぼさぼさです。



随分すっきりしました。桜の木は余り切っていけないと言いますが、来年ちゃんと花をつけてくれるかしら。上からなので解りにくいかもしれませんが、トップを切りました。



幹にカビみたいな緑のフサフサしたものが生えているので調べてみると、ヤマヒコノリに似ています。カビじゃなくて苔の一種らしいです。カビだと思ってこすりとってしまいましたが、後でみたら高山植物苔の一種らしく害はなさそうです。確かに桜は満開だったし。こんな苔が木に生えるのは空気がきれいな証拠という訳ではないかもしれませんが綺麗です。ほとんどとってしまいましたが、とった後はオレンジ。桜の木ってこんな色なのかしら、それともやっぱり病気?ガーデニングのお店でコッパー(銅)をスプレーすると保護できるといっていましたが、聞いた事がなく、ガーデニング初心者、まだまだ学ぶ事が一杯です。


Evernia esorediosa (Müll.Arg.) Du Rietz ヤマヒコノリ


http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/seibutsu/syokubutsu/chii/saru/index.html

ニュージーランドで薔薇1 ー Cecil Bruner セシルブルナー

桜もバラ科、日本庭園とは違いますが薔薇を植えます。

小さい頃、父が庭に桜とブドウ棚の横に薔薇を植えていました。大きな赤とピンクの花、とても綺麗だったのを覚えています。でも薔薇には棘があり泣いたのも。実家の小さい庭には、桜、梅、梨,椿、薔薇、木蓮、ブドウ棚が植わっていました。綺麗な物が好きだった父、同じ道を歩んでいます。

セシル・ブルナー、名前も可愛い小さなツル薔薇を買ってきました。
作ったのはこの人。

Rosa 'Cécile Brünner' 'Mlle Cécile Brünner '​, 'Sweetheart Rose '​, 'Malteser Rose '​, or 'Mignon ' by Joseph Pernet-Ducher in 1881 France (Lyon)


薔薇職人

Early Modern Hybrid Tea roseリヨン出身の薔薇職人です。



ピンクの整った花の形で小さいながらも、気品があります。理想的なピンクの薔薇の形を凝縮させ、出しゃばらない小さな体にほんのりとスパイスも感じる甘い香り。花はリピートして咲くタイプではありませんが、季節にかぎってさくだけではないので花が咲いた後の芽はとって次の花芽を残します。

美しさにくわえて棘がほとんどないのも魅力。3メートル位にのびるらしいので、何処に植えるか検討中です。

1867年(ラフランスという薔薇が発表された)以降の薔薇はモダンローズ。
この薔薇は、ハイブリッドティーローズのポリアンシア種類になるそうです。

Polyantha 

Literally "many-flowered" roses, from the Greek "poly" (many) and "anthos" (flower). Originally derived from crosses between two East Asian species (Rosa chinensis and Rosa multiflora), polyanthas first appeared in France in the late 19th century alongside the hybrid teas. They featured short plants—some compact, others spreading in habit—with tiny blooms (2.5 cm or 1 inch in diameter on average) carried in large sprays, in the typical rose colours of white, pink and red. Their main claim to fame was their prolific bloom: From spring to fall, a healthy polyantha shrub might be literally covered in flowers, creating a strong colour impact in the landscape. Polyantha roses are still regarded as low-maintenance, disease-resistant garden roses today, and remain popular for that reason. Examples: 'Cécile Brünner', 'The Fairy', 'Red Fairy', 'Pink Fairy'.

reference:
http://en.wikipedia.org/wiki/Rosa_'Cécile_Brünner'

http://www.davidaustinroses.com/english/Showrose.asp?Showr=89

Sunday, 26 October 2014

Prunus Serrulata "Shimidsu" ニュージーランドの桜ともみじで日本庭園?

日本庭園の基本は、

1 静、禅、クローズされたスペース
2 植木は、桜、もみじ、サツキやツツジ,松、アヤメ、竹、木蓮、雪冠杉、
3 水、もしくは水の流れを表す石庭
4 石、岩のオーナメント、竹の椅子、
5 シンメトリックでない動きのある通路、石で出来た通路だと効果アップ
6 山や丘、庭の中にいくつもの段階をつくり、できれば富士山のような丘
7 竹垣、透かし垣、足下垣、

と以上をちょっとでもくわえて日本庭園に。



本格的日本庭園は作れませんが、桜と紅葉(Acer)をうえてみました。

桜(Prunus Serrulata) の種類も600種類以上あり、一言に桜といっても選ぶのが大変。
ニュージーランドだから全種類があるわけではありませんが、

しだれ桜もあり、Prunus Serrulata Kikushidare 2メートル位になりピンクの花をつけるそうです。


Prunus Serrulata Shimidsu - "Shogetsu" or "Miyako" を選びました。まだ枝が数本で写真のようになるには何十年とかかるのかもしれませんが、庭作りは忍耐なので。




今ある桜の木と一緒にお花見が出来るといいのですが。

桜も紅葉も Deciduous Tree 落葉樹 です。

ニュージーランドではイギリス文化を多く感じる事がありますがイギリステューダー時代の石庭やハーブガーデンは日本庭園と共通点が多く植木もそこそこそろいます。

今日は梅と桜の剪定をしました。



references:

  • http://sakura.hibiyakadan.com/page.jsp?id=14549347
  • Prunus serrulata 'Shimidsu' (syn. P. s. 'Miyako' HORT, Japanese for 'snow queen') is a broad shrub or a small tree with horizontal spreading branches. The crown is a broad vase shape to fan-shaped, with hanging branches. Height approx. 3 - 4 m. The twigs are reddish-brown and have few lenticels. The leaves emerge bronze coloured. The flower buds are pale pink; the fringed dense double flowers are white and hang together in long-stemmed bunches. Flower diameter approx. 5 cm. Flowers late, from mid- to late May. Winter hardiness zone: 6a
  • http://kyoto.gp1st.com/600/ent233.html
bamboo fences (竹柵)http://brustics.co.nz/brushwood-gallery/http://www.bambusero.co.nz/profile1/https://www.youtube.com/watch?v=qKq2OGG7m68
herb garden & rock garden special https://www.youtube.com/watch?v=sEXdOr3rTdA

Saturday, 25 October 2014

食べれる雑草-5Bristly Ox-tongue (Picris echioides) タンポポの仲間

タンポポの葉と似ていますがギザギザがついていて触るとチクチクします。
抜いた後も手や洋服にはりついてこれまた厄介。

タンポポも食べれるのでこれも食べれます。雑草ですから葉が固いので煮込んだりミキサーにかけてスープストックとしてつかったり、独特の味わいがあります。とはいっても、雑草は生えて欲しくない所に生えて来て他の植物を占領してしまいます。タイムやローズマリー等のハーブと違い使い方も限られるので食べたり処理したりと退治します。






reference:
http://www.naturalmedicinalherbs.net/herbs/p/picris-echioides=bristly-ox-tongue.php

https://www.botanical.com/botanical/mgmh/o/oxtong17.html

食べられる雑草4 Dock Rumex obtusifolius ニュージーランドでであった一番手強い雑草

Dock 

Rumex obtusifolius



芝の中にニョキニョキとおおきな赤緑の葉をもつ雑草!抜こうと思ったら芋のような球の後にごぼうのような長い根っこで大変な作業です。

調べると薬草として根もたべられるそうです。

花が咲き種が出ると大変、一つから4万種!という事で退治するしかないでしょう。
ラウンドアップやサルファー等の強い雑草キラーを使うよりも、手で抜く作業が一番だそうです。根はごぼうに似ているので食べれると言っても食べようと思う人はゴボウを食べた事のある日本人かアジア人くらいでしょう。

Vitamin C が豊富で壊血病や便秘にきくという葉っぱ、退治してしまった後にきがついたので、もし次に生えて来たらためしてみます。

ウェリントンにも雑草サイトを書いているジュリアさんがいたり、イギリスにもそういう人がいたりと雑草を積極的に食べている人が結構いるということがわかりました。

食べれる雑草といってもOnion Weed (Wild Garlic) などにしっかりとついている土を洗い落とすのは結構面倒です。しばらくバケツに水をはり洗った後それからざるで洗いますが、スーパーで綺麗になった野菜に「洗い料金」の価値がありますね。


Reference site:
http://en.wikipedia.org/wiki/Rumex

http://www.massey.ac.nz/massey/learning/colleges/college-of-sciences/clinics-and-services/weeds-database/broad-leaved-dock.cfm

http://nzgardener.co.nz/dock/
This pesky and persistent weed flowers from November to April, scattering its seeds far and wide. Never let it seed – each plant can produce up to 40,000 seeds. Dock leaves do have some merits: when rubbed on stinging nettle rash they can relieve the itchy symptoms and a decoction of the leaves has been used over the centuries as a blood purifying tonic and laxative! - See more at: http://nzgardener.co.nz/dock/#sthash.npjtWnWX.dpuf

http://www.lawnweeds.co.uk/bristly-ox-tongue.html

食べれる雑草3 ー Wild Mint ? シソ科の薬草

シソの葉を植えた所、枯れたと思ったら似た花がでてきました。

シソなのかどうなのかわからず、調べてみるとワイルドミントかもしれません。
雑草だそうです。もっと調べると薬草で生理痛や下痢に効くとかもかいてあります。

雑草ははやしていないのに生える草、ワイルドミントもシソの種類、植えたシソの花の種がまい色々な所からぽんぽん生えて来ています。



日本語ではヒメ踊り子草(Lamium Album, barbatum) か、車花ににています。シソ科の雑草です。シソを植えた所から生えたのでシソかと思いましたが、シソ科の雑草に変化して増えています。聞くとお味噌汁に入れると美味しいとのこと。

先日のオニオン、は隣の英国人のお医者さんが「ワイルドガーリックで食べれます」とはっきりいってくださりそれ以来安心して食用としてしています。雑草なので固い葉が混ざる事もあり、ミキサーで砕いてペーストとして活用しています。

ワイルドミントも薬草ということで、今度お茶に煎じたりにてみようと思います。

Thursday, 23 October 2014

目的のない空いた空間、多目的スペース


現在ベランダには大きな5−6人は入れる大きなスパがありますが、水を入れるのも時間がかかりメンテが大変なので取り除きます。



建築家にここは何に使うのかと何回も聞かれましたが、この空いた空間をどう使うかきまらないので「多目的スペース」にしました。直訳英語だと、Multi-purpose space, gathering spot。しいていうならばgame room, Zen spaceなどと呼ばれていますが、

目的のない空間、こういう贅沢なスペースを家の中にもってぼんやりするのも良いかなと思います。

しいていうと、マスターベッドルームにあるお風呂場に自分用トイレとビデ&ゲスト用のトイレが隣り合わせになっているので、ゲストトイレはベランダの横に移す事にする、ゲストトイレにいくまでの「通路」という感じになるのでしょうか。





キッチン、窓の構図が決まったら色えらび




色は、RGB(赤緑青)の数値で表示できます。これが統一値に近いとニュートラル色です。大体は見た目で決めますが、色に迷ったらこの数値を参考に合わせる色を決めていくと解り易いです。

同じ白にも種類が豊富です。私の選んだ「白」は、キッチンがPolar White、キッチンの壁はBlack White(=Sea Fog half)、外壁はAlabaster、アルミ窓枠はWarm Pearl White、木のある部屋の壁はDuvauchelle Half、屋根はGull Grey。ニュートラル色でモダンにするか、クリームをいれ暖かみをだすか、テーマを決めて選びます。

「静かな主張」を目指す色選びです。
ペンキ屋サイトの家ペイント例:壁シーフォグ、フェンスや窓枠アラバスタ、屋根、煙突、ニュートラル色。


WallsPicket fence,
bay window detail,
window frames,
window sashes,
door, door frame,
bargeboards
and fascia,
verandah
fretwork and posts
Roof, corbel brackets,
chimney, guttering,
downpipes and
windowsills
Chimney capping
and letterbox
Alternative roof
Resene Half Sea Fog
Resene Half Sea Fog
Resene Half Alabaster
Resene Half Alabaster
Resene Double Stack
Resene Double Stack
Resene Cinder
Resene Cinder
Resene Grey Friars
Resene Grey Friars




ペンキ屋さんの月刊誌にも参考になる色あわせが乗っています。窓枠と壁の色を変えるのがニュージーランド風のようです。

ペンキの種類も柔軟性のあるウェザーボード用、椅子や窓枠用、使用目的により柔軟性をもたせて持ちを長くさせるそうです。使い易いのは水アクリルベース。

古い家のペンキを塗る準備をする時に注意しなくてはいけないのが、鉛入り塗装剤です。1978頃には普通に使われていたので古い家の塗装を剥がす時は、要注意。壁の塗装が固くいやに滑らかな場合は鉛が使われている可能性があります。幼児や妊娠中の人には毒なので、ペンキを剥がすときは、マスクや保護眼鏡をして対応します。

家作り、キッチンや家の構図が決まりやっと「色選び」にはいりました。デザイナーと一緒に色選び、結構楽しい時間でした。






Saturday, 11 October 2014

食べれる雑草その2−パセリ Petroselium Neapolitanum & Italian Parsley




ぴたっと地べたにくっついて生えているワイルドパセリ、ニュージーランド特有なのかはびこって生えている。このままこれを増やしていいのかわからず「はびこるものは全てウィード」として取り除きましたが、これも食べられます。根っこもだそうです。

フサフサはえるイタリアンパセリはサラダにいれて食べていますが、これは根っこがはびこっているので結構とるのが面倒。


Petroselinum neapolitanum

結構難しい学名


Italian Parsley
イタリアンパセリ


両方とも庭に勝手に生えて来ています。

先日道ばたでマオリの人達が何かをつんでいるので聞いてみると、クレソンだそう。
わざわざ遠くから車でやってきてクレソンをバケツ一杯つんでいました。

雑草退治、こういう食べれるものも雑草として全部かってしまっていいのか、不思議に思い始めました。以前昭和天皇と雑草についての逸話があります。

昭和天皇が留守中に、お住まいの庭の草を刈った侍従の入江相政に天皇は尋ねられた。
「どうして草を刈ったのかね?」
入江は、ほめられると思って、「雑草が生い茂って参りましたので、一部お刈りしました。」
と答えた。すると天皇は、
「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所
で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決め付けてしまうのは
いけない。注意するように。」
と諭された。        入江相政「宮中侍従物語」

この「雑草という草はない。どんな草にも必ず名前がある。」というお示しは、深く
仏教に通じるのである。
お釈迦様は、12月8日、明けの明星が光ったときにお悟りを開かれ、
「心あるものも無いものも、同時に道を成就している。草も木も大地もことごとく皆仏となっている。(有情非情同時成仏、草木国土悉皆成仏)」と説かれた。

という事なので、自然に生えて来ている草も注意して整理することにします(笑)

雑草をたべる?白い花のネギ雑草はラッキョウの親戚 Allium Triquetrum

柱の補強をしたりプラスターマンがきたり、ペンキ塗り、その間に日本からハウスゲストのパフォーマー達が来たりと大忙しでブログを書く暇がありませんでした。

春です、家庭菜園に野菜を植える時期になりました。

さて、庭の雑草、沢山ありますが、中には食べられそうな良い匂いのものが。
もともと雑草って、生えて欲しくない所に生えるから雑草だけど、うちの雑草が鉢になって売っているものもあります。フェンネルなどいらない所に生えてきたので抜きましたが、ガーデニングで3ドルで売っていました。

もう一つ、どんどん増えて困っているので抜いてみたのが、オニオンウィード。イギリスでは、ワイルドガーリックとも言うそうです。

調べてみると、これは葉から根まで全部食べられるとのこと。Allium Triquetrurn という種類で小さな白い花をさかせて結構きれいですが、どんどん増えるのでコントロールが必要です。小さな白いオニオンで、ラッキョウ(Allium Chinese) の小ささです。スープにいれたりそのままかじっても結構美味しい!?菜園に買ってきたネギとは種類が違いとても小さく可愛い花をつけています。買ってきたネギは葉をきってもまたはえてきて、お味噌汁やサラダのドレッシングにちょっと入れるのに便利です。このネギは、やわらかくてちょっとニラの様な感じ。


沢山あるので、整理してウィードイーターで退治しましたが、欲しい人にはぜひ差し上げます。菜園手袋をもってご連絡ください(笑)。





もう一つ大量に生えてきていたイタリアンパセリ、沢山あったので抜いてしまいましたが、これがサラダや炒め物に入れると結構おいしくて、使っています。

サラダ菜園にするべく、ローズマリーとタイムを買って来て植えました。


こちらのサイトに食べれるニュージーランドの雑草ガイドがのっているので参考にさせてもらいました。

Thursday, 2 October 2014

日本の漁業とニュージーランドのお魚

先日ニュージーランドのお魚がとても美味しいといいましたが、二百海里、排他的経済水域がほとんど一緒の日本の漁業と比べてどうなのかとおもい、日本の状況も調べてみました。

この資料をみるとニュージーランドの輸出量は84%となっていますが、以前みてみたニュージーランド2013年の資料では輸出はもう少し低い数字になっています。


バブルで需要が高く乱獲がひどく行われたといわれる日本の水産業はを1986年をピークに水揚げ量が減っています。でも減っているといっても生産量559万トン(5,592,000)は まだニュージーランドの水揚げ量42万トン(養殖を含まない2013年の数字)の約10倍以上にもなります。


















      単位:トン】
      順位国名2012年
      1中国70,368,028
      2インドネシア15,422,366
      3インド9,076,778
      4ベトナム5,942,3001
      5アメリカ5,557,882
      6ペルー4,917,402
      7フィリピン4,868,649
      8日本4,816,668

      36ニュージーランド542,085


ニュージーランドでは2014年商業的漁業向けの漁獲規制量(Total Allowance Commercial Catch) が656,618トンと漁獲規制があり、それ以上とってはいけない事になっています。これはノルウェーや他の外国でもそうです。乱獲を防ぎ将来の魚の漁場に卵を残すためです。この数字自体が日本の水揚げより随分小さいのです。ニュージーランドの漁業は、日本とは比べ物にならない位漁獲規制が厳しくされています。多くとられる日本のお魚は、市場に手軽なお値段で魚を提供し、私達を喜ばせてくれます。でもその裏にはとりすぎ、価格の低下、将来の漁業に不安を残してしまいます。ニュージーランドのお魚は決して安くありません。

ニュージーランドでは需要が少ないのでまだ魚が調高級食品というわけではありませんが、とる量が限られて漁業が守られているので利益の高いビジネスだそうで若い人も従事しています。それに比べて日本の高齢化、漁業の低賃金化は供給が大きすぎるきらいがあるのではないでしょうか。

下記は、各国の漁獲量順位です。





日本の魚テレビで乱獲の事を説明されているのでもし興味があったら見て下さい。