周りにニュージーランド人ばかり、というわけでもない国際的なウェリントン。
隣に越してきたスウェーデン人は、可愛らしい4歳と7歳の女の子がいる4人家族。
まず一日め、家具付きで入居したにもかかわらず、お鍋がなくて夜ご飯がつくれない、と一緒にきた奥様のお母様が隣近所に「お鍋と包丁をかしてください」と回ったとか。
私はたまたまいなかったのですが、もうさき一軒となりのアメリカ人とニュージーランド人の夫婦に借りたそう。
そのお鍋を貸したニュージーランド人の奥様、大きなバスケットにワインと果物のバスケットをもって「ウェルカムギフト」をあげているのを、私がお庭からみていて声をかけた時に聞いたお話。その後スウェーデン人に、勇気あるわね、との褒め言葉も忘れずに。
金髪の青い目をしたスカンジナビア人の品の良さそうなおばさまが、
「隣に越して来たのだけど、キッチン用具をお貸し下さらない?」といわれたら大抵かすでしょう。が、黒い髪の黒い目をしたアジア人がしたらどうか?
でもやっぱり海外に越して来て、頼りになるお知り合いは、隣人です。
私も最初に来た一週間目に主人が出張になって心淋しくしているときに、かのアメリカ人の旦那さんの開く映画のCG展に一緒につれていってくれました。その後その方が映画業界の有名人だとしりましたが、とても優しい良い隣人です。
周りだって隣にどんな人が越してきたのかしら、と気になるはず。こちらから声をかけると喜ばれます。
東京の都会、パリの都会、ノックをされて簡単にドアはあけません。
こちらは、平和というかのんびりしているというのか、隣人とのご近所付き合いはとても大切にしていると思います。特に外国人の私達は、わからないことだらけ。
例えば「ゴミの日」や分別のしかた、電話や電気、インターネット設置の仕方とか。近くの美味しいレストランとか、本当に当たり前のことがわかりません。
そこで隣人に聞く、簡単なことなので、気軽に教えてくれるもしくは教える=コミュニケーションができる。これが最初のきっかけになり段々とコミュニティー意識ができます。
またお子様がいたらそこからママ友達をつくる、これ大切です。学校のルールや行事のしきたりを聞いたりできます。こちらのアクティビティーは有料の場合があるので、情報原はままともから。
次に和をひろげるのが自国のネットワーク。
ウェリントンには日本人が沢山住んでいるので、出会いのチャンスもあります。ウェリントンの日本大使館にいくと三月かいとか日本の映画とか参加すると和もひろがります。
また近隣でお買い物やお散歩しているときに勇気を出して声をかけてみて友人になる、というのもありです。ご近所なので何回かお顔を拝見一緒に行動ができたら、大切なお友達になることも。
以前社会学で、結婚する相手の確率が高いのは、半径内10キロのご近所、もしくは同じ学校、とにかく共通点の高い人と学びました。日本人は「場の社会」。階級が欧州程ない社会なので、クラスにこだわりなくご近所やおなじ背景学歴の友人を作り易い、とも言われています。
外国人の多いニュージーランドもしかり、階級にこだわらずにつきあえる、と見て良いでしょう。この点はベルギー王国やルクセンブルグ公国とは大違いで、とても気さくです。
隣のスウェーデン人もスウェーデン大使館でのイベントに参加したり、スウェーデンの食料店情報を得たり。アイランドベイにスカンジナビアショップ(オンライン)があるのを調べたり、活動的です。
日本人と同じくウェリントンでの人口がそんなに多すぎないので、ウェリントンスウェーデン人コミュニティーのFBもあるそう。勿論似た様な日本人コミュもあります。
彼女達の子供たちはまだ英語ができずに、4歳の子供はスウェーデン語と英語がごっちゃになっています。外国人、特に子供たちがみんな味わう言葉の壁、そういうのを海外に長い自国の知り合いがいるとホントに心強いです。
同じ通りにキウイ(ニュージーランド人)と結婚して住んでいるスウェーデン人がいるという事も彼女から聞きました。自国の人だとつながるのですね。
インターネットで必要な情報はもらえますし、会社に勤めたら職場での情報もあります。
でも何もしないと友人もできません、サバイバルに必要な情報は自分からゲットしてきっかけをつくる、というのが「新しい土地で暮らす第一歩」でしょうか。
私もこちらにきて1年半たちましたが、幸い素晴しいご縁がありました。
隣のスウェーデン人も越して来て3ヶ月、着々とネットワークを広げている様で安心。
綺麗なアロエサボテンだけど、雑草で大きくなるとやっかい |
海辺のうち、ノーフォークパイン |
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