Monday, 29 June 2015

温かさの種類ー「煖房を考える」その2



煖房方法には大きく分けて2種類あります。赤外線(Radiant)をつかったもの、空気を温める(Convectional)なもの。

暖かさを伝え方は主に3種類で、エアコン、ファンヒーターなどの「空気対流式」、床暖房などの「伝導式」、オイルヒーターや蓄熱ヒーター等の「射式(ふくしゃ)もしくは放射式ともいう」があります。

温める場所と好みによってヒーターをきめます。

時には1種類でなく、2種類合わせた方が効果的な場合もあります。

やってはいけない組み合わせは同じ方式のもの、エアコン+ファンヒーター(対流式2種)や床暖房+オイルヒーター(放射式2種)。

良い組み合わせは暖かさの時間差や方式が違うもの、エアコンやファンヒーター(対流式)+オイルヒーターや床暖房。これだと即効性のある対流式で部屋を温め、他の輻射式でじっくりと温かさを持続させます。

日本でもエアコン+床暖はポピュラーな組み合わせですよね。二つがあってこそ冬がすごせる、エアコンだけでは駄目という人も多い様です。

温かさを肌に感じる太陽光線、ガス、暖炉、ストーブなど火を使う赤外線方法は、空気が冷たくても体の芯から温まる、じわじわと温かくなります。たき火で外気が寒くても肌は温かい、あの感覚でしょうか。また火があると見ためが温かい感じがするという効果もあるらしいです。

パリの家には温水パネルセントラルヒーティング+暖炉(主に観賞用)がありそれは雰囲気がある上温かく、クリスマスにはプレゼント交換をした包装紙を燃やしたりしてました。一年に一回煙突すす掃除をします。

寒いウェリントンの冬,ご近所さんの屋根にはよく煙突から煙がでています。これは薪ストーブがある証拠です。エネルギー関係のお仕事をしているお隣さんは最近新しい薪ストーブをいれ毎日煙りがみえます。入れる前に色々と場所をどこにするか、テープを床にははって悩んでいましたがその後どこに置いたか?

薪ストーブは速暖性はありませんが、じわじわと温かくなり持続して家全体を温かくするというメリットがあるようです。

ガスファンヒーターもポピュラーです。良い製品は、ニュージーランド政府がEnergy Wise が指定したエネジースターがついています。

日本では薪の確保は無理だと思いますが、ニュージーランドでは薪を家に届けてくれ最もポピュラーな煖房方法の一つだと言えます。

こんな車で配達?
薪を買ったらストックする場所も必要です。

ルクセンブルグのオイル(マズット)セントラルヒーティングと一緒の感じでしょうか、薪がガーデンセンターや専門の場所で売っているのを良く見かけます。お庭の木をシーズニングさせるというのも日常茶飯事でキウイ人はしているようですが、やはり手間は大変だと思います。


2 comments:

  1. ウエリントンは風が強いと聞きますが、温度的にはそんなに低いわけではないのですね?
    気温が同じでも家の仕様によって、体感温度はずいぶんかわります。
    京都でも古い家に住んでいた時は、真冬はファンヒーターの風に当たるくらい近くにいても寒かったですが、今の家は、1、2月以外なら床暖だけで十分暖かいです。
    薪の暖炉は見た目もステキだし、憧れるけれど大きなおうちでないと、薪の保存にも場所をとりますよねぇ
    暖房ひとつでも、色々悩ましいですよね(^^:

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  2. 確かにおっしゃる通りです。今あるガスヒーターが壁に埋め込むタイプなのでこれをつけない決断はしましたが、今後何にするかは家が出来上がってから決めます。全てLowE Xcel 二重ガラス窓にしたので、多分そんなに煖房はいらないのかもしれません。マムちゃんのところはやはりヒートパンプですか?ウェリントンは、冷房はいりませんが、4度になる日もあり煖房は必要です。

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