さて気になるコスト、Energy Wise (EECA) の比較表をみると、ダントツにヒートパンプ(エアコン)が良い様です。ヒートパンプは、部屋のサイズにあったものを選ぶのが基本。
次はモダンの薪ストーブ。ニュージーランド人は薪ストーブや暖炉が大好きなので、厳しい規制(設置するのに市役所からの許可,申請費用がかかります)とテストを重ねているので、薪ストーブの断熱効果の方がヒートパンプより高いですが、薪を買うとこうなる、という比較表なので、薪が無料や安価で手に入る場合は結果は違います。
コストがどの位かの比較、断熱効果の比較ではありません。 |
ヒートパンプ(エアコンディショナ)を選ぶ時に大切なのはエネルギースター、星が多い程良い印と電化製品マークと青いエネルギー効果のマークがあるものを選ぶ事。
ルクセンブルグでもこういうエコマークがあり、エコマーク最優良製品を購入すると150€の助成金が政府からでたのでミーレの冷蔵庫を購入しました。数年前までは、ヒートパンプをいれると補助金がでた地域もあったらしいのですが、今はありません。
日本で冬と夏、両方で活躍しますがウェリントンでは主に冬の煖房器具です。名前もヒートパンプ、エアコンディショナーという名前だとどうも寒い感じがするので、ヒート(温かさ)を使ったネーミングになったそうです。
今は冬なので、寝室のヒートパンプはつけっ放しですが、温度調整が自動にされるので無駄な温度上昇はなく快適に過ごせます。電気料金もガス器具に比べると経済的です。
良い事尽くめのヒートパンプですが、マイナス点もあります。
対流式なので、音や風の方向が気になります。空気を温める方法なので体の芯からというより周り全体が温かくなるという方式です。この風が嫌いな人も結構います。お肌も乾燥しやすくなるので、ダイキンの「うるさら」(うるおいとさらっとした感覚)を保つ考慮がされています。設置費用は外部器具との兼ね合いでパイプを通すため、大体800ドル以上になります。
もう一つのマイナス面は、見た目。
壁にぼこっと白い箱がある、というのを嫌う人もいます。
最近のモデルは見た目も重視してすっきりしてきてはいますが断熱容量が5.9キロまでって小さいです。 |
10.4キロ最大のエアコンだと普通の形です。 |
大きいお部屋にはこういう壁付けだと煖房効果が足りないかもしれません。
そこでダクトシステムを使い、器具自体を天井にいれて見える部分は天井のグリル、もしくは床や壁からの温風を吹き込むという空調システムもあります。天井裏に大きなエアコンを設置してそこから温風をおくれるそうですが、どの位の音がするのか?
良点は他の部屋にも空調をおくれます。ダクトシステムは個別もありキッチンの上にこれをしたいと思いましたが結構うるさいのでやめたほうがいいといわれました。折角換気扇のモーターを外付けにしたのにこれでうるさいのは駄目です。(天井裏だと音がきこえなのかしら?)
以上、前出の薪ストーブと比べると設置もランニングコストも安くて便利そうですが、「対流式」か「輻射&対流」かエコか電気か?ライフスタイルによる好みの問題でしょう。
ダイキンの人が明後日来るので空調を含め、何が適しているかを聞いてみるつもりです。