Friday, 8 August 2014

薔薇の香りでパリを懐かしむ



Ralph Lauren 洋服も好きだけど、サンジェルマンのパリのお店、ブリュッセルのお店、どちらもメゾンパティキュリエ(一軒の洋館)を改装して素敵な空間です。お客様ご招待メールで写真が送られて来て、うっとり懐かしく思っています。サンジェルマンのお店は庭にカフェがあり、ゲーンズブルグの娘と旦那さんの映画監督さんもそこでお見かけしました。



こんな洋館はニュージーランドにはありません。以前義理のお母様が「ニュージーランド、木でできたお家、素敵で懐かしいわ。」と何十年も前に訪れた時の事を懐かしく思っておられました。彼女は私にとって素晴しいセンスをもっている尊敬できる人。半月前にご病気で亡くなられましたが一緒に色んなパリ、フランスを見せてくれた人です。いえ、欧州全体はもとよりハワイ、フィジー、キプロス、日本、と色んな所を一緒に回った事が懐かしくて今は悲しい思い出になりました。


彼女を想ってパリのお家に送ったお花の写真を頂きました。パリにある薔薇専門店のお花。彼女がよくお花をお部屋に飾っていて、「最近は良い匂いがする薔薇が少ないのよね。」という事で、薔薇専門店のお花で香りの良いお花を選びました。サンジェルマンにあるパリの薔薇店、日本人もいて彼女はそこのスカーレットオハラが好きで、ひらひらした薔薇の花びらのGabrielle Luisetteを面白いと言っていました。こちらは夏休みでしまっていたので、5区の薔薇専門店から送りました。ルクセンブルグに訪ねて来た時にお土産でこのお店の薔薇キャンディーを彼女からもらったのはつい去年、大切な思い出です。

薔薇が届いた日、ウェリントンにある我が家の窓からまるでモネやターナーの絵を想わせる素晴しい風景を見せてくれました。天国の彼女からの贈り物です。







彼女にニュージーランドのお家の完成を見せてあげられなかったのが残念です。彼女の好きだったウェザーボードのニュージーランドらしい古いお家、全く新しいモダンなデザインは無理、機能的でちょっとだけエスプリのきいたインテリアで満足。全く新しい家と違い、古い家の修復は本当にゆっくり、手作り感覚でやっていますが、気合いをいれて前進させたい所です。ウェリントンでも薔薇を飾りました。

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