フランスから遊びに来たお城リノベーション経験者のアドバイスもあり、キッチンを他の奥の部屋に移すというアイディアを言うと、
建築家から、
ビルダーから、
ペインターから、
木工職人から、
友人から,
「そのアイディアはいただけないな、ニュージーランド人はキッチンが生活で一番重要なスペースだし、ゲストはキッチンの回りにあつまるんだからね。」
「リビングルームにゲストが集まって、ホストが他の部屋のキッチンでお料理は古い」
「フォーマルダイニングスペースなんていらないのよ。」
キッチンを移そうと思っていた部屋は南側に面しています。広いスペースで庭に面し、目の前が海ではないものの、海が横に見えます。しかもパントリーもラウンドリースペースも余裕であります。
でも「リビングと他の部屋にある」というのはこちらの人には受けません。おもてなしカルチャーが全く違うからです。
フランスでは当たり前のアペリティフをサロンでとり、ダイニングテーブルで前菜、メイン、チーズにデザートでお皿やグラスを変えながらお食事という事はこちらでは余り無い様で、先日ご招待したフランス人からは、
「ニュージーランドに来て初めてきちんとしたテーブルクロスとセッティングを見たわ」
と感激してくれました。フランスでのおもてなしお料理は前日からゲストが来る前に用意をしておいて、一皿づつタイミングよく、ワインと一緒に次々と出し、隠れたキッチンに次のプレートを用意しておいたり、下げたお皿を置いたりと、キッチンとダイニングが離れていた方が便利です。グラスも飲むワインの種類によってテーブルに並べておきます。
でもニュージーランドではどうも違います。
確かに、先日お伺いした家庭では私達が着いてからお料理をし始めて、キッチンカウンターでお料理をしながらお食事をしてとっても家庭的でした。そのお家はとても広いので、フォーマルダイニングとリビングが別のスペースにわかれています。でもフォーマルダイニングはほとんど使わない無駄なスペースだそうです。
使うグラスの種類も一種類ですみます。赤も白も一緒のグラスでも誰も何もいいません。
郷に入っては郷に従え
でしょうか?まだ抵抗があり考慮中ですが、キッチンがリビングルームより大切なニュージーランドでは、キッチンが特等席にくるようです。
こちらに来て6ヶ月「一冬こしてゆっくり考えた方が良い」という意見もあります。
リビングに調和しているキッチン、素敵。 |
このキッチンデザイ40年も前からあるそうです。 |
下から出てくる換気扇もあって天井に吊るさなくても大丈夫。 |
キッチンでお料理の煙がリビングにこもる、という事を考えないのかしら?
だからバーベキューが流行るのかしら?
まだニュージーランドカルチャーに良い意味で驚き発見があります。
日本に住む私も、どちらかと言うとフランス式にビックリですけど(笑)
ReplyDelete今でも、家庭にご招待の時もそんな風なんですねぇ
さすがフランス、ヨーロッパ、格式と伝統を感じます。
今は日本もNZ寄りだと思います。
客間をリビングと別に作ると言うのは、日本の場合スペース的にもなかなか難しいものもありますが、お友達のご招待なら、キッチンでお料理しながらお話するというのが主流の気がします。
今回のNZの家も、リビング内でのキッチンの位置、デザインがリビングの印象に大きく影響するので、一番悩むところでもあります。
上のほうのキッチンの写真、NZ(?)にしては、シンクが大きい!!ステキ~~~
私もフランス式に逆にびっくりです。笑
ReplyDelete個人的には、一番最初の写真のように、NZスタイルが好きです。
キッチンで家事をしながらリビングで子供が遊んでいるのを見たり、一緒に会話をすることもできますし、ゲストが来たときには一緒におしゃべりしながらお料理もできて、アットホーム感というか、開放感のようなものが私は好きです。
とくに赤ちゃんのいる私にとっては、このスタイルは助かりますね。
でも、せっかく自分でプロデュースするお家ですから、自分の好きなようにデザインするのが一番ですよ。
あくびさん、Mumちゃんさん、ありがとうございます。確かに対面式キッチンがリビング、これはどこでも世界共通でそういうスタイルがいいですね。ただリビングが写真みたくすごーく広い訳でもないのでキッチンを他に移そうと思ったのです。リビングにはソファーがありダイニングテーブルをキッチン前にはおけません。今はクローズドなっているダイニング兼図書室みたいな暖炉の部屋の壁を壊すか窓をつけるかして一体化するかを悩んでいます。(この写真はドイツのキッチンの写真なのでNZのではないのです。)
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