予算が許せば総取り替えで、窓も壁も壊して全くの新しい空間を作る事も可能ですが、リフォームの場合、「妥協」も必要です。
リムの木のバニティー |
もう少し言うと、家全体がニュージーランド特有の木、リムとマタイの床で出来ています。
建築家がデザインしたキッチンもリムの木、その頃では高価な作りだったと思います。それを全て取り壊すのは、もったいない気もしますし、木の家のそれなりの良さを残そうと思っています。
天井にリムの木がはってあり、特徴を出しています。 |
今のガラスはミラーグラスで中が暗い時は外から見えませんが、中で明かりを灯すと丸見えです。前のオーナーはこの上にプラスチックのブラインドをつけていましたが、ボロボロだったので捨てました。聞くとミラーグラスはとても高価だそうです。木のクリアーガラスの二重窓は既に高価なので、ミラーグラスにするのは予算的に難しそうです。
リムの木の枠に檜サッシになる予定 |
天井と窓にリムの木を残す決定を下したので、リムの木のバニティー(化粧台)も残した方が統一感がでるし、トップやシンクをモダンに変え有効活用できれば経済的にも一石二鳥。引き出しの方が便利ですが、そこは「妥協」です。
このバニティーのトップをサンディングもしくは石の台にして、白いシンクにしたら綺麗なるのではないかしらん?と思っています。
鏡は良いけれど、左のバニティーはいかにも80年代、レトロ。 |
来週、ビルダーさんに現在の特別防水シートをとり外し、タイル張りにする準備をしてもらうつもりです。最初のステップは、お風呂とシャワーの撤去=「破壊」です。専門バスルーム業者に頼めば、トータル幾らでやってくれますが、「考える時間」と「ビルディング許可申請時間」も必要なので、現在となりの家に来ているビルダーさん(時給55ドルとアシスタント47.5+GST)にお願いしました。大体1−3日間かかるとのことです。
隣のお家で今フローリングを担当しているビルダーさん、先日お昼時間に仕事を見に来てもらいました。普通のビルダーさんは、まとめて幾らみたいな固定費をとる人が多いのですが、彼は時給、材料もレシートを見せてそれに10%乗せた料金を私達が払うという仕組み。材料費が実費でなく10%上乗せなのは、彼の割引率がとても良いからだそうです。
ビルダーさん選びは、信用が重要です。色々とお会いした中で良い印象を得た彼、聞くと息子さんがMIT(マサチューセッツ工科大学院)のPHD博士号のスカラーシップをとったとのことでクリスマスにアメリカに彼を訪ねて一ヶ月行くそうです。MITといえば、クルーグマン経済学者や優秀な科学者を多く輩出している超一流校、彼は照れながら、「It's funny but my son got a scholorship at MIT」ってそれとっても凄い事です。
以前登場した水道屋さんトムさんとも仕事を何回も一緒にしていて、バスルームをお願いするチーム編成としてはまずまずです。タイル屋さんにも彼にバスルームをお願いしたといったら、Excellent と喜ばれ、なぜかというと彼はとても良い水道屋さんをしっているからという事でした。ビルダーさん曰く、トムは「Gentleman plumber」だそうです。
中々上手く決まらない屋根屋さんの事を聞くと,「屋根やさんは人を安く傭っている、だから彼らの仕事を全ては信用できない、Pさん(私が今見積もりをもらった人)と働くのは、彼以外がもっと信用できない奴らだからだ。ビルダーの方が丁寧に屋根を替える事ができるんだよ。」とのお言葉。日本やドイツと違い、職人気質、餅は餅屋ではないニュージーランドを感じさせるお言葉でした。
今日夕方、彼からメッセージで隣の作業が長引いて水曜には行けないけれど木曜になりそうだとのメッセージが来ました。タイル屋さんも水道屋さんも週終わりの方が良いらしいので「No problem」とお答えしました。
さて月曜日は休日、長い週末です。重い腰の主人をつれて一緒にタイルを見に行きます。
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