Saturday, 19 November 2016

地震時のご近所付き合いと必要最低限の準備とは?

11月14日深夜12:02 寝入りばなに大きな揺れ。

クジラを見る事で有名なカイコウラ近辺で起こった大地震。
二人死亡、道路陥没や牛が取り残されて140人、そして400人が最初にヘリで救出。
合計約700人。まだ被害は治まらない。


ウェリントンでも2013年8月、7月、にもマグニチュード6.64があったそうです。
今回7.5から7.8マグニチュードに修正された震源地での地震、ウェリントンでは最大マグニチュード6.2が12:52分に確認されました。

また日本で言う震度とマグニチュードは違うので御注意。震度は震源地に近ければ近い程大きい「揺れの大きさ」マグニチュードは震源地からの地震の規模(エネルギー)の大きさ。ウェリントンでの震度は体感的に言うと、5(大半の人が恐怖を覚え、何か物につかまらないと歩行が難しい)と言えるのでは。

一番怖いのは、そう取り残される事。半島や海岸線は、道路閉鎖の危険あり

海岸沿い低地に住んでいる人は直ぐ避難。
友人も、近所の人達のガレージは空で取り残されているのは自分たちだけという状況にあり、坂の上に避難して車の中で寝た人も。ご近所は何も言わずに取り残されたそうな。

我が家は高台なので津波の心配はなかったものの、

次の日の大雨と大風、津波の次は、地滑りの心配。

幸い100年前築の家なのでさすがに大丈夫だろうと思い、夜、海岸低地にすんでいる子供二人+友人夫婦が我が家に避難してきた。子供たちは何が起こったか解らず眠そうで抱っこされたままベッドに直行。

水曜日、街は混乱がやっとおさまったものの、中心街にある会社はお休みが多く
まだ幾つかの中心街のビル閉鎖で復旧にはクリスマスくらいまでかかるらしい。

地震後3日目のスーパー、牛乳とコーンフレークが売り切れ。お魚や肉も品薄。入ってきたのは、地震後4日目、木曜日の4時。お魚はまだ先週のもの。

地震予備グッズの販売やお水の確保と色々な情報がながれていますが、やはり用意すべき物は、物流がとまる危険を考えて2−3日分の水、食料。

*万が一を考えて枕元においているのは:
運動防水靴、
手持ちライト、お薬、
猫を避難させるために猫かご。
それと現金。(ATMが止まった場合を考えて)

政府が推奨する準備に必要なものはこちらでみれるし、購入もできる。
http://www.getprepared.org.nz

給水タンクは市役所で格安に手に入り簡単に取り付ける事ができるのでお勧め。
我が家も200Lをリノベーションの時に設置。

今回は電気もガスも水道も大丈夫だった。でも水道が止まった時の事を考えて、バスタブにトイレ用の水をはった。

非常時のご近所との連絡網確保、特に老夫婦のいる家の安否を確認。
雨がやんでから家の周り、配水管がつまっていないか、土砂崩れなどの確認をした。

毎年恒例のご近所クリスマス会でご近所の交流を深めるというのもこういう時のために大切だな、と感じたこの一週間。

「備えあれば憂いなし」

日本の地震の情報を見ると今回は熊本より大きかったとされているが、我が家では壊れたものは1つもなかった。でも銀のクリスマスツリーの飾りが1つおちた。

一般家家庭より高層階のある中心街が危険でまだ駅周辺の高層街のビルは閉鎖状態。

蜂の巣をした形で有名なパーラメントビルの耐震構造は、コンクリートでできたビルの土台を切り離して丸い支柱で繋ぐ方式で今回の揺れで建物の中心的な問題はなかったものの、壁やタイルが割れていた。

近所の道に石がころがってしまった。



前回2011年ニュージーランドでの大地震にあと日本の東北大地震が起こったので、プレートの関連性があるとのことで、日本もこちらもまだ油断の出来ない状態らしい。



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