Monday, 1 December 2014

海外で日本のお風呂

このテーマで一番困るのは,海外には追い炊き機能がないという事です。なぜこんな便利?なことができないのかしらと思うのですが、先日お話したように、シャワー文化メインの外国人には、お風呂に長くゆっくり入るという習慣がないからでしょう。

追い炊きがないので、入浴方法を変えなければいけません。

◎お風呂は続いて温かいうちにはいる。
◎お湯が冷めたら、お湯を足す
◎全面ウェットエリア排水口をつけてもらう

お湯を入れ続けるをするには、オーバーフローをつけると便利です。それがない場合は、下の排水口をプッシュしてお湯をにがしてからお湯を足す事になります。

が、湯船にオーバーフローをつける件は断念しました。というのも、今回購入したお風呂にはオーバーフローをつける事ができるものの、水道屋さんが指定された場所に穴をあけるやり方で、もしそれによってお風呂にヒビが入った場合は弁償されないからです。どうしてメーカーであけてきてくれないのか、不思議ですが、水道屋さんに聞くと、

「何回もあけてるから大丈夫、気をつけるから。でもこんなに分厚いお風呂はやった事ないなあ、このお風呂いくら?アクリルでしょう?」

と聞かれました。お風呂はライムストーン石と多分アクリル混合(QuarrycastQuaryl)で、値段をいうと、顔を苦くして、「僕は弁償できません」とのこと。輸入元と業者にきくと、輸入業者は気をつければ大丈夫、お店の人は、「何回も失敗したのをきいている。水道屋さんの腕によるね、ほんとうにするつもり?」と半信半疑。もう一点、25年保証がついたこのバスタブ、オーバーフローをつけた所からのヒビに対しては保証がきかないとの事。この2点をきき、オーバーフローは断念。

肩まで浸かりたいお風呂、深さも重要です。海外で50センチ以上のお風呂は選択肢が少なく、異常に大きくなります。大きすぎると、お湯入れに時間がかかりすぎでお湯が冷めます。幅が狭くて深いお風呂、いくつか候補があがったのは、Plombine, V&A, Kohler, V&B, など。幅80センチ以下で保温性の良い人工大理石で174センチ以下という事でさらに選択は狭まりました。結局二つとも海外からの輸入品、オークランドから来ました。ニュージーランドは島国、人口も少ないので国内製品は割高で殆どが輸入品です。

先述のオーバーフローをつけるにはインフローの位置も気をつけたい所。下についていると折角お風呂の深さがあるのに、お湯が上までいかなくなります。中にはインフローの位置を上に変えられるものもあるのでつけるならそういうものを選び、肩までつかれるようにしたいものです。

お風呂選び、他の方も書いておりましたが難航いたしました。

ウオッシュレットは入手できましたが、カウンシル(市役所)の許可が得られたものでないと、水道屋さんはつけないという事で書類を輸入業者さんからカウンシルに送ってもらい許可をもらいました。カウンシルは水漏れや火事等で訴えられた事があるので、バスルームやスパの設置や木を燃やすストーブを取り付ける際にはその機材の許可確認が必要になります。何でも売っているから取り付けれるという訳でないので結構面倒です。


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